「暑さ乗り越え」野菜 でこぼこだけど味わい濃厚"パプリカ"緊急販売 オイシックス2022年7月8日
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地が展開するOisixは7月7日、6月からの猛暑の影響でふぞろいになり、流通できなくなった栃木県の生産者が作ったパプリカの販売を開始する。
パプリカ生産者の富田さん
梅雨が過去にない早さで明けた6月末は、各地で記録的な猛暑となり、栃木県内でパプリカを栽培している生産者のハウス内でも、予想できない早さで50度を超える高温となった。そのためパプリカの果実表面から水分が抜ける蒸散量が一気に増え、実の表面にクレーター様のぽつぽつとした「でこぼこ」が発生。収穫時の見た目には全く問題がないが、時間経過とともに蒸散が起きてしまうため、数日で表面にでこぼこが出てくる。
これは病気やウィルスによるものではなく、ただ水分が抜けてしまったために起きた状態。品質に問題はなく、食感は実の締まりが保たれており、食味も余分な水分が抜けて甘みとうま味が凝縮され、とてもおいしいという。
猛暑の影響を受けた「でこぼこミニパプリカ」(栃木県産)
そこでOisixは、猛暑で見た目に影響が出ても、実はおいしい青果を積極的に販売。同様に、猛暑の影響で実が曲がってしまった福島県産きゅうりも順次販売する。パプリカの生産者である富田弘子さんは「見た目はでこぼこですが、甘みや味わいはむしろ濃厚で、とってもおいしくなっています。このまま数トンの原料を捨てることは本当に心苦しく、なんとか多くのお客様においしく召し上がっていただきたい」と話している。
「でこぼこミニパプリカ(栃木県産)」は160gで570円(税込)。7月7日10時からの販売で、なくなり次第終了。
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