「多くの人々から愛され、尊敬集めた」 政治評論家・森田実さんの葬儀しめやかに2023年2月15日
2月7日に死去した政治評論家の森田実さん(享年90)の葬儀が15日、東京都品川区の桐ヶ谷斎場でしめやかに営まれた。政界を中心に多くの人が参列し、最後の別れを惜しんだ。
森田実さんの葬儀は無宗教・献花式で執り行われた。森田さんと親交の深かった二階俊博・自民党元幹事長が葬儀委員長を務めた。
二階さんはあいさつで、「森田先生はマスコミの世界だけでなく実際の政治にも大きな影響をお持ちの方で、政党・党派を問わず政治家と交流し、励まし、貴重な示唆を与えてくれました。候補者とともに応援演説をすると自然に多くの人が集まり、多くの人々から愛され、尊敬を集めておられました。また、日中関係の重要性を強調され、何度となく一緒に中国を訪れたのが忘れられない思い出です。長い間、本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください」と言葉を送った。
葬儀委員長としてあいさつを述べる二階俊博さん
続いて森田さんと交流のあった元衆議院議長の伊吹文明さんと公明党の山口那津男代表、京都大学大学院の藤井聡教授、森田さんが名誉学長を務めた東日本国際大学の緑川浩司理事長が、それぞれお別れの言葉を述べた。
緑川理事長は「あと10年は名誉学長として人材育成をお願いしたかった。こんな日がこんなに早く来るとは本当に口惜しいです。本学にとって永遠の師匠というべき存在であり、今はただ感謝しかございません」と述べた。
このあと参列者による献花が行われ、森田さんが好きだったヨハン・シュトラウスの曲が流れる中、1人ずつ白いカーネーションを献花台に手向け、最後の別れを惜しんだ。
森田実さんは静岡県伊東市出身。東京大学工学部を卒業後、日本評論社出版部長、「経済セミナー」編集長などを経て、1973年、政治評論家として独立、長年にわたってテレビやラジオ、著述など多方面で活躍した。著書に「森田実の言わねばならぬ 名言123選」「森田実の永田町政治に喝!」「中国古典 再学習のすゝめ」などがある。
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