第12回JAグループ国産農畜産物商談会2018年3月14日
・全国から付加価値の高い農畜産物が
JA全農、JAバンク主催による第12回JAグループ国産農畜産物商談会が3月14日、東京・千代田区の東京国際フォーラム展示ホールで開幕した。今回商談会には全国から147団体が出展、翌15日まで行われる。
(写真)来賓を交えての鏡びらき
開催に先立ち、午前9時40分から行われたオープニングセレモニーでは菅野幸雄JA全農副会長が挨拶に立ち、この商談会の目的がJAグループの総力をあげた国産農畜産物の販路拡大の場であることを強調。その上で商談会をより一層実りあるものにするために、特に今回はマーケットインの発想にもとづいた付加価値の高い商品が全国各地から届いたとし、地域色にあふれた魅力的な農畜産物が少しでも多く商談に結びつくことを期待していると述べた。
(写真)開会あいさつに立つ菅野幸雄JA全農副会長
来賓の挨拶では、磯崎陽輔農林水産副大臣の祝辞を髙橋仁志農林水産省産業連携課長が代読、商談会がバイヤーと生産者双方に「販路拡大」という最大のメリットをもたらす絶好の場であると、その開催意義を強調した。
続いて本田英一生協連会長が祝辞を述べ、商談会の成功にエールを送った。 会場は時間を追うごとに来場者が増えて盛況で、昨年の来場者5000人を上回ると予想される。また各ブースに設けられた商談席では熱心に商談する風景が見られた。
会場には野田聖子総務大臣も顔を見せ、故郷のJA全農岐阜のブースを訪れ、特産のイチゴ「濃姫」をほうばる姿も見られた。同大臣は「日本の農業には未来がある。成長産業としての日本農業の新しい変化に期待している」と話した。大臣は昨年に続いての来場で「今年は消費者目線に立った商品展示が目立ち、とても喜ばしい」と述べ、昨年との違いを強調した。
(写真)故郷の特産イチゴを手にする野田聖子総務大臣
(写真)賑わう会場の様子
JA全農福島では原発事故から7年経った特産の福島牛や麓山高原豚の試食コーナーを設け、積極的にアピールをしていた。「風評被害が心配されるところだが」と問いかけると、担当者は「そのためにもいま、東京を中心にきめ細かく展示特売会を開催しています。点から線への広がりの中で少しでも多くの方に福島ブランドの味を知ってもらいたい」と話した。
今回商談会は地域商品のPRのほかに、商談サポートや新設の輸出相談コーナー、特別セミナーなど、多彩なメニューが用意されている。14日は「ローソンと成城石井の商品開発と今後の取り組み」、15日は戸井和久JA全農チーフオフィサーによる「国産農畜産物の今後の流通」などをテーマに、4名の講師が講演する。
第12回JAグループ国産農畜産物商談会で詳細が分かる。
(写真)米どころ新潟「新之助」を手にするキャンペーンガール(JA全農にいがた)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日