【JA女性組織活動体験発表】(5)人と人とをつなぐ架橋~フレッシュ16いつまでも~ 愛媛県 JA越智今治女性部 德丸和江さん2025年1月24日
1月22日に行われた第70回JA全国女性大会で地区代表に選ばれたJA女性組織活動体験発表の概要を紹介する。
JAと出会ったきっかけは女子大学「おちいまーじゅ」第3期の受講でした。受講には組合員加入が必要だったので准組合員になりました。月1回の講座を何よりも優先し皆勤をめざし、同期の方にも恵まれ楽しい女子大生活でした。
卒業して半年後、JAから准組合員や女性の立場でJAへ意見を届けてほしいと経営管理委員になってほしいと言われ、自分に何ができるか不安でしたが引き受け、女性部の成り立ちや活動を教わり、また、部員減少などの課題もあることを知りました。
何度か支部活動に参加するなかで若い女性のグループを作ってほしいとJAから託され、2016年に支部としてフレッシュ16を27人で結成しました。活動は農業体験、料理、手芸、体操などがあります。
農業に挑戦したいという部員も多かったことから、JAおちいまばり直売所の貸農園でフレッシュ16農園を開き、JAの営農指導員の指導のもと、タマネギを栽培し、収穫後はミートソースに使いました。その後はさつまいもを栽培し、雑草と格闘しましたが、みんなで力を合わせれば楽しい時間です。しかし、採れたさつまいもを加工し農業祭りで販売しましたが、売り上げは赤字。産業として農業が成り立つ大変さを感じました。
女性部の大先輩には味噌づくりも教わり、初めての部員が多く、こんなに手間がかかるのかと驚きましたが、手作り味噌は家族にも好評です。
経営管理委員会やJA役員との意見交換会では約9割が准組合員の私たちの声をJAへ繋いでいます。JAからの依頼を活動に取り入れることもあり、JA広報誌に掲載している「地元の旬レシピ」は4年目を迎えました。
結成して8年が経ちますが、まだまだ女性部の先輩方には追いつけません。部員とアイデアを出し合い、情報化の時代を上手に活用し、子育てをしながら共働きが普通の私たち世代が楽しく温かく集える場所、歳を重ねてもいつまでもフレッシュな気持ちで集える場所をめざして、これからもJAと地域の架け橋となる存在をめざしていきます。
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