最先端アグリ・フードテックが一堂に「オープンイノベーションマッチング」初開催 あぐラボ2025年8月18日
スタートアップとの共創を目的にJAグループ全国組織8団体が開設した(一社)AgVenture Lab(あぐラボ)は8月22日、あぐラボが支援する最先端のアグリテック/フードテック系スタートアップ企業が一堂に会する「オープンイノベーションマッチングイベント」を開催する。
同イベントは、JAグループや一般企業、行政機関などとともにビジネスの創出を目指す「マッチング」の場。約20社のスタートアップがそれぞれのブース展示を実施する。
各社のデモやサンプル展示を通して、参加した団体、企業と、技術導入ニーズや共同開発の可能性についてじっくり相談する機会となる。13時からのピッチセッションでは、スタートアップ各社のほか、JA団体や企業側からの課題提示「リバースピッチ」も行われ、双方向からの議論を展開する。
イベントの最後には立食形式でのネットワーキングもあり、カジュアルな交流会を通じて、新たな協業のきっかけづくりが期待できる。
◎開催概要
日時:8月22日 10:00~17:00
会 場:AgVenture Lab(東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル9階)
対象者:農業・食品分野での事業共創に関心を持つ系統組織、企業、行政
◎出展スタートアップ
・Milk.株式会社(食・農業)
ハイパースペクトル技術搭載のハンディ鮮度測定器「イロドリ」を開発。フードロス削減への応用提案。
・株式会社東京バル(食)
未利用野菜部位を活用したアップサイクル&プラントベース食品ブランド「KAWAÌINE」を展開。
・FutuRocket株式会社(農業)
AI×赤外線センサーによる害獣・害虫検知デバイス「PesCam」を提供。24時間モニタリングで迅速な対策を実現。
・Various Robotics株式会社(農業)
4脚ロボットによるシカ被害低減ソリューション。圃場巡回と音響撃退で作物の安全を守る。
・株式会社TABEL(食)
果樹の葉などからつくるクラフトティー。発酵技術で高付加価値ノンカフェイン飲料を開発。
・株式会社ミライ菜園(農業)
病害虫リスクを可視化するDXアプリ「TENRYO」を開発。70万点超のデータで精緻な発生予測を実現。
・株式会社フェイガー(農業)
農業由来のカーボンクレジット生成・販売事業。2024年のクレジット生成量は国内最大級の約13.6万t-CO2。
・inaho株式会社(農業)
AI搭載完全自動収穫ロボットをサブスクリプションモデルで提供。アスパラガスほか多作物への応用を拡大中。
・EF Polymer株式会社(農業)
果物の皮を原料としたオーガニックポリマー。土壌保水・保肥性向上に寄与。
・株式会社TOWING(農業)
微生物とバイオ炭を組み合わせた高機能バイオ炭。炭素固定と脱化学肥料を実現する環境再生型ソリューション。
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