JAの活動:第45回農協人文化賞
【第45回農協人文化賞 祝辞】農業発展への寄与に感謝 JA全中会長 山野徹氏2024年8月8日
多年にわたり献身的に農協運動の発展などに寄与した功績者を表彰する第45回農協人文化賞の表彰式が8月6日開かれました。16人の受賞者への祝辞をいただきました。
全国農業協同組合中央会
山野徹 会長
このたび、第45回農協人文化賞を受賞された皆様に、JAグループを代表してお祝いを申し上げます。
はじめに、この「農協人文化賞」は、長年にわたり、農業協同組合運動の発展に貢献してこられた功績者が表彰されるものであり、今回受賞された皆様も、JAの事業面はもとより、地域のリーダーとしても優れた指導力を発揮されてきた方ばかりであります。
JAグループはもとより、地域社会・日本農業全体の発展に大きく寄与されてこられたことに、あらためて感謝申し上げます。
さて、皆様ご案内のとおり、生産資材価格の高止まりなど、食料安全保障のリスクが高まるなか、農政の憲法ともいえる食料・農業・農村基本法の改正法案が5月29日に国会にて可決・成立し、6月5日から施行されました。JAグループは、これまで2年半にわたって、食料安全保障の強化に向けて政府・与党に対し、基本法の見直しを訴えてまいりましたが、その結果、今回の四半世紀ぶりの基本法改正として実を結ぶこととなり、歴史的な転換点を迎えることとなりました。
しかしながら、農業経営は危機的な状況が続いております。こうした課題に対応するため、適正な価格形成の実現や、農業の持続的な発展、農村振興、改正基本法に基づく食料・農業・農村基本計画等の策定など、施策の具体化に向けて、今後も取り組みを進めてまいりますので、皆様の引き続きのご指導・ご協力をお願い申し上げます。
JAグループでは、6月上旬から8月中旬までの間、10月に開催される第30回JA全国大会に向けた大会議案にかかる組織協議を実施しております。基本法の改正、節目となる第30回のJA大会、そして来年には2度目の国際協同組合年を迎えるなど、わが国の食と農、そしてJAグループを取り巻く環境が大きな転換点や節目を迎えるなか、農業協同組合運動のリーダーとして日本全国で活躍されている受賞者の皆様と一体となり取り組みを進めていくことで、われわれの思いは実現に近づくものと信じております。組合員、地域の暮らしをより良いものとしていくため、皆様のお力添えを賜りますよう重ねてお願いいたします。
最後になりましたが、受賞された方々の功績にあらためて敬意を表しますとともに、本賞の益々の発展と関係各位のご活躍、ご健勝を祈念いたしまして、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日