大阪府が子ども1人10キロの米支給へ 子育て支援へ140万人に計1万4000トン2022年11月28日
大阪府の吉村洋文知事は11月25日、物価高騰の影響を受ける子育て世帯の支援策として、府内在住の18歳以下の約140万人を対象に1人当たり米10キロを現物支給する方針を明らかにした。
吉村知事は同日、報道関係者を前に府内のすべての子どもを対象に米10キロを送る方針を表明、「物価が高騰して食料費が上がっており、子育て世帯の負担が大きくなっている。所得や子どもの数に制限を設けず、胎児も含めたすべての子どもに1人10キロの米を送って支援したい」と述べた。
来年4月1日現在の18歳以下の男女をすべて対象とする方針で、対象者は約140万人、支給する米は合わせて約1万4000トンに上る見通し。米へのアレルギーなどがある子どもに対しては別の食料品を選べるようにする。財源は、国の地方創生臨時交付金を活用し、約80億円の予算を12月の補正予算案に盛り込みたいとしている。予算が成立したあと米の調達方法などを検討するが、来年3月に保護者から申請を受け付ける専用サイトを設け、3月中に配送を始める方針。
吉村知事は、みずからのツイッターで「大阪府内の全ての子ども(胎児を含む)に、一人あたり10kg相当のお米等をおくる。所得制限なし、子供の数の制限なしでやる。合計約140万人。食費物価高が続く中、子育て支援策としてやる。僕みたいなおっさんになると食べる量も減りますが、子どもは、よく食べ、よく育って下さい。未来を応援してます」とのメッセージを発信した。
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