GREEN×EXPO2027 日本政府出展起工式を開催2025年11月4日
国土交通省と農林水産省は11月2日、横浜市瀬谷区の2027年国際園芸博覧会日本政府出展予定地で起工式を行った。式には高市早苗総理も出席した。
2027年3月19日に開幕する国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)は11月4日で開幕まで500日となる。
高市総理は気候変動や生物多様性の喪失、食料問題など「地球環境の限界が身近な問題としてわれわれの生活の大きな影響を与えている。(園芸博は)わが国が世界に向けて持続可能な社会の実現に貢献する姿勢を示す場。心に残る博覧会となるよう力を尽くしていきたい」とあいさつした。
鈴木憲和農相は「わが国の花は特徴ある品種と品質の高さが評価されている。博覧会を機に海外に知ってもらい輸出拡大につなげたい」などと話した。
博覧会のテーマは「幸せを創る明日の風景」。
会場は横浜市の郊外(旭区・瀬谷区)の旧上瀬谷通信施設。2015年に米軍から返還された約242ha の土地で、そのうち約100haが園芸博会場となる。長年にわたり土地利用が制限されてきたため、農地や緩やかな起伏の草地など豊かな自然環境が広がっている。
政府出展はこのうち2.5haを使用する。コンセプトは「日本の自然観を再考し未来へ進む」。会場の敷地内に和泉川の流頭部があるなどの立地を生かし、自然とともにある農の営みや里山風景を提示する。東西に2棟の展示館を建設するが高床式の木造建築とする。また、スマート農業展示の区域も設ける。

政府出展敷地内の和泉川の流頭部
そのほか会場には「ファーム&フード ビレッジ」の区域も設けられ、JAグループなどが出展する。
開催期間は2027年3月19日から9月26日まで。6か月間で1000万人の来場を見込んでいる。
鈴木農相(左)高市首相、金子国交相
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