農政:TPP阻止へ! 現場から怒りの声
担い手の将来が不安【熊本県・JA菊池 養豚農家 石淵大和氏】2016年11月2日
熊本県農政連は11月1日から2日にかけて国会周辺で「TPP抗議行動」を行った。集まった農家に思いを聞いた。
【熊本県・JA菊池 養豚農家 石淵大和氏】 今日にも明日にもTPP協定承認案が可決という話が伝わり、TPP批准阻止に向けて行動を起こし、私たちの現状を伝えようと思って熊本から来ました。
当然、TPP反対です。TPPの合意内容についてはいろいろなことがいわれていますが、厳しくなることは間違いありません。豚肉は重要5品目でしたが、(関税削減など)最終的には私たちの望むかたちにならないようです。それに対して豚マルキンなどの対策が打ち出されていますが、その約束がきちんと守られるのかも不安です。
TPPは農業以外にも健康保険制度などに問題があるのに、政府はそれをわざと見えないようにして農業だけを問題にして、それを解決するからと、利用されているような気もします。情報が開示されていないこともあって消費者の関心がそらされているのではないかと思います。しっかりと情報を捉えていかなければなりません。
私たちはとにかく安全な豚肉を生産しています。未来を担う担い手としては不安です。明日もそれを叫びたいと思います。
(関連記事)
・全国に運動の火を TPP何としても阻止【熊本県・JA阿蘇代表理事組合長 原山寅雄氏】 (16.11.02)
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