佐賀市で生産者、企業、自然保護NGOが協働 生物多様性に配慮した米づくりプロジェクト開始2021年8月24日
「シギの恩返し米」プロジェクト推進協議会(佐賀市東与賀町)、株式会社サザビーリーグ、WWFジャパン)は、生物多様性に配慮したコメづくりプロジェクトを5か年計画で始めることを発表した。
佐賀市東与賀地区の水田風景
シギの恩返し米協議会は、東よか干潟がラムサール条約湿地に登録されたことを契機に、生産者、JA、まちづくり協議会、IT事業者、県、市などで組織し2017年に設立。米づくりを通して人と生き物との永続的な共生を育み、豊かで美しい自然を地域で未来につないでいくことを理念に掲げ、米のブランド化をめざしている。
サザビーリーグが運営するAKOMEYA TOKYOは、同プロジェクトの生物多様性保全に向けた取り組みと、農業の両立をめざす「シギの恩返し米」で、未来につながる持続可能な循環型農業への取り組みに共感。作り手の想いを使い手に伝える繋ぎ手として、「シギの恩返し米」をAKOMEYA TOKYO全店舗とオンラインショップで販売する。
WWFジャパンは、2017年から九州・有明海沿岸域の水田地帯で生物多様性と農業の共生プロジェクトに取り組んでいる。水路を含め水田地帯は、野生生物の宝庫であると同時に、日本の大切な農業の場。その保全と生産のどちらかを優先するのではなく、共に未来を目指すプロジェクトを進める中、WWFジャパンは、SDGsに関する取り組みをそれぞれ単独で進めていたシギの恩返し米協議会とAKOMEYA TOKYOを橋渡しすることになった。これを機に締結。シギの恩返し米協議された三者間のパートナーシップによる5か年計画で生産されたプロジェクト米が、AKOMEYA TOKYOの店舗で提供される。
三者は、同プロジェクト米が、実際に店舗で提供されることは、日本固有の風景や和食文化を守るための画期的な試みであるとともに、SDGsの「12. つくる責任つかう責任」や「6. 安全な水とトイレを世界中に」だけでなく、「17. パートナーシップで目標を達成しよう」を実現することに繋がるとしている。
今回、企画段階から参画し、同プロジェクト米を導入することを決めたAKOMEYA TOKYOの有坂兼司氏は「これまで佐賀市で作られてきたお米もとても美味しく、今回の取り組みで環境に配慮しながらもよりおいしいお米が作れるポテンシャルがあると感じた。AKOMEYA TOKYOでは産地と農家の皆様にフォーカスを当てたこだわりのお米を販売。今後、お米を作ることで地域や世界に貢献できる可能性がある今回の取り組みにとても興味があった。5か年計画でじっくりと美味しさを追求し、自然環境を観測していけることにも魅力を感じている」と同プロジェクトに期待を寄せている。
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