鳥獣被害解決へ 大学発ベンチャーが株式型クラウドファンディングに挑戦 うぃるこ2021年11月10日
生態学のバックグラウンドを持つ大学発ベンチャー、株式会社うぃるこ(新潟県長岡市)は11月13日、株式型クラウドファンディングによる投資申込みの受付を開始。鳥獣被害による年間158億円にものぼる農業被害の解決をめざす。

同社は、野生動物と人間との共存をビジョンに掲げて鳥獣被害対策を支援するコンサルティング会社で、2018年に新潟県長岡市で設立された。大学院で生態学を学び、また狩猟やドローンのスキルを持つ若いメンバーが揃っている。年間158億円にものぼる野生動物による農業被害を主なターゲットとしながら、近年急激に増加している市街地への出没や発電設備へのダメージなど人命や社会インフラに関わる野生動物との課題に向き合っている。
同社の事業は、中山間地域において人間が野生動物と共存していくために必要な人、環境、動物の3つの視点で対策を実施。自治体と地域住民が正しい知識をもとに行動できれば、野生動物との共存は難しくないと考え、地域に入り込み、自治体と集落の人々が合意形成を通じて正しく行動できるよう継続的に支援している。
増大する市場ニーズに対応するため2020年度には従業員を4人から7人に増員し、事業規模も昨年度比で1.8倍まで増加する見込みで、クラウドファンディングでは一層のチャレンジを可能とするための資本増強をめざす。
うぃるこの事業
◎株式型クラウドファンディング概要
募集期間:11月13日10時~15日23時59分
上限応募額:1503万円
目標募集額:756万円
高いスキルを持つ個性的なメンバー
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