和歌山で獲れた猪肉鍋 獣害対策に取り組む地元農家の声とともに提供2021年12月23日
和歌山県の世界遺産・熊野古道沿いにある一棟貸し宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」(田辺市中辺路町高原)は12月21日、地元で獲れた猪肉を使った「オール和歌山にこだわった”猪肉しゃぶしゃぶ”プラン」の予約を開始した。
地元和歌山で獲れた猪肉を使った「猪肉しゃぶしゃぶ」
熊野古道の参詣道「中辺路ルート」沿いの山間にある「SEN.RETREAT TAKAHARA」は、日常の自分と距離を置き、大自然の中でストレスをリセットし「リトリート体験」ができる無人運営の宿として10月8日に開業。「SEN.RETREAT」ブランドの宿は2022年末までに、中辺路ルート沿いに他3か所が順次開業を予定している。
その第一弾となる「SEN.RETREATAKAHARA」では、地元の梅・みかん農家が悩まされてきた獣害を解決する一助となるよう、捕獲された猪をしゃぶしゃぶ鍋として提供するプランを導入。地元農家のメンバーが獣害対策のために立ち上げた株式会社日向屋の活動や尽力する人々の思いを綴った冊子を宿に配置すし、ジビエを味わうだけでなく、その背景まで宿泊客に理解してもらう取り組みを行う。
猪鍋プラン「【贅沢】オール和歌山にこだわった"猪肉しゃぶしゃぶ"」の鍋の具材には、猪のロースやバラ肉のほか、龍神しいたけ(田辺市龍神村産)や高級食材「白いきくらげ」(田辺市伏菟野産)などを用意。出汁は減塩鰹節(和歌山県すさみ町産)を提供する。また、調味料は、梅果汁を使用した梅ポン酢(和歌山県上富田町産)や、ゆず果汁を使用したごまだれ(和歌山県紀の川市産)を備え、風味豊かで多彩な"オール和歌山"の味を楽しめる。同プラン名は、1泊2食付きで1人あたり1万8700円(大人4人の場合)。宿泊代にはオールインクルーシブドリンク、お菓子、おつまみが含まれる。
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