物価高騰が実質消費を抑制 外食産業市場動向調査6月度2024年7月26日
日本フードサービス協会は7月25日、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の2024年6月度の集計結果を発表した。
6月は、前年より土曜、日曜がそれぞれ1日多く、また梅雨前線の停滞で全国的に梅雨入りが遅く、雨天日が少なかったことにより、街の人出が増え、訪日外国人客の需要も変わらず堅調。外食全体の売上は前年比112.4%となったが、終わりの見えない物価高騰の中で、値頃感のある商品へ移行する消費者が増え、実質消費支出は減少傾向にある
業態別はファストフード(FF)は、好調が続き、売上111.9%。「洋風」は、夜間メニューの充実、ランチメニューの値下げなどが貢献し、売上は110.7%。「和風」は、クーポンやアプリによる集客、新規出店などが奏功し、売上112.2%。「麺類」は、新商品や冷たいメニューが好調で、売上は114.6%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、15日の「父の日」に向けたキャンペーンを展開、特に西日本では価格訴求型メニューへの反応が良く、売上は105.5%となった。「その他」は、「アイスクリーム」の価格割引キャンペーンが好評で、売上127.8%となった。
ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は全体売上114.7%。「洋風」は、父の日をはじめ週末の客数増に接客要員などを増やして対応、売上は114.0%となった。「和風」は、食べ放題キャンペーンや訪日外客に人気のメニューが貢献し、売上116.6%。「中華」は、生ビール割引キャンペーンなどにより、売上113.9%。「焼き肉」は、土休日が多い曜日回りと団体客の取り込みで、売上114.9%となった。
「パブ・居酒屋」は、、「パブ・ビアホール」で雨天の少ない天候が売り上げを押し上げ、「居酒屋」では訪日外客の需要もあり、売上106.8%となった。
ディナーレストラン業態は、人手不足問題は深刻だが、夜間の利用がやや増え、訪日外客の底堅い支持と相まって、売上111.2%。
喫茶業態は、遅い梅雨入り、SNSを活用した集客、月後半の高気温に対応した冷たいドリンク類の好調などにより、売上は109.8%。
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