約700名が参加 タキイ種苗が夏期研修会2018年7月3日
・展示や講習会で最新情報を披露
タキイ種苗(株)は6月28日、同社茨城研究農場(茨城県稲敷市)で、2018年夏期農場研修会を開いた。
研修会は、生産者、JA営農指導員、種苗店、市場関係者など約700名を招いて行われた。会場では露地やハウスなどの圃場で栽培された推奨品種の大玉トマト「桃太郎ネクスト」やトゲがなく食味の良い長ナスの「PC筑陽」、鮮やかなパステルグリーンと丸莢(さや)形状が特徴のオクラ「ヘルシエ」などを展示紹介した。
(写真)長期栽培に向く大玉・多収が魅力のトマト「桃太郎ネクスト」
桃太郎ネクストは大玉で多収、長期栽培向き。また長ナスのPC筑陽は「単為結果性」の高さが特徴。単為結果とは受精を伴わず、種のないまま果実が生じる現象。種がないことは、生産者側からすると「受粉作業をせずに栽培できる」効率性と安定した収量が確保できること。また消費者側からは「食べやすい」というメリットをもたらす。
新タイプのオクラ「ヘルシア」は段違いの粘りの強さをもつ。肉質は柔らかく食味も良い。莢が真っすぐで陳列時の見栄えが良い。また15cm程度まで取り遅れても硬くなりにくく、販売的にも有利だ。
(写真)段違いのねばとろ感が特徴の「ヘルシエ」
会場では、農業資材の実演展示も行われた。さらに、(1)果菜類の土壌被害と品種対応について、(2)ストレスに対応できる資材の有効活用の二つをテーマに専門担当者による室内講習会も行われた。農業関連資材商品や産地青果物、パネルなどの展示、試食コーナーも多くの関心を集めた。同社の最新情報などが詳しく説明されたことで、参加者からは「勉強になり来て本当に良かった」との声が多くあがった。
(写真)受粉作業の手間が不要の長ナス「PC筑陽」
(関連記事)
・真上を向いて咲くヒマワリ登場 タキイ種苗(18.06.15)
・今年最も食べられた野菜は「たまねぎ」 タキイ種苗(17.12.15)
・耐病性と食味を両立 新品種トマト「桃太郎ホープ」を発売-タキイ種苗(17.12.12)
重要な記事
最新の記事
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日
-
全国のうまいもの大集合「日本全国ふるさとマルシェ」東京国際フォーラムで開催2025年9月16日
-
産地とスーパーをつなぐプラットフォーム「みらいマルシェ」10月から米の取引開始2025年9月16日
-
3つの機能性「野菜一日これ一杯トリプルケア」大容量で新発売 カゴメ2025年9月16日
-
「国民一人ひとりの権利」九州大学教授招き学習会実施 パルシステム2025年9月16日
-
「フルーツの森 あお森」とコラボ第2弾 青森県産「生プルーン」贅沢スムージー発売 青木フルーツ2025年9月16日