冬至にカボチャ タキイ交配「えびす」が50周年2014年12月16日
タキイ種苗のカボチャ「えびす」は今年で開発50周年を迎えたロングセラー品種だ。消費者、生産者ともに長く愛されてきた「作りやすくておいしい品種」として、冬至にあわせてPRしている。
一年でもっとも冬の長い日が「冬至」。今年は12月22日だ。冬至にカボチャを食べると、かぜや中風(脳卒中など)にならない、金運がよくなるなどの言い伝えがあるが、実際に栄養価が高く、保存が効き、調理法の幅も広いカボチャは、緑黄色野菜が少なくなる冬場にぴったりの野菜だ。
タキイ種苗が1964年、新幹線の開通と同じ年に開発したカボチャ「えびす」は、それまでの市場流通の主流だった粘質でねっとりする日本種カボチャではなく、甘みが強く粉質でほくほくした西洋種カボチャだ。「えびす」の誕生以来、西洋種カボチャが次々と開発されてきたが、「えびす」は今でも売れ続けている「カボチャの代名詞」ともいえる品種である。 「えびす」は甘味が強く味がよく、煮物にしても煮くずれしにくいなどの点で消費者に愛されているが、一方、生産者からも、気候や栽培場所、作り方などに左右されない作りやすさと、大玉で収量性が高いという点で人気が高い。
タキイ種苗では、「えびす」のほか、トマト「桃太郎」、ナス「千両二号」など長年愛されているロングセラー品種を多数開発しており、「今後も、末永く生産者や消費者に愛され続ける優良品種の開発を行っていく」としている。
(写真)
上:50年愛されてきたカボチャ「えびす」
下:「えびす」新発表の記事(1964年のタキイ種苗発行『園芸新知識』より)
(関連記事)
・機能性野菜が充実 タキイ種苗が新品種説明会(2014.11.13)
・理想のトマトは「甘み・香り」 タキイが調査(2014.10.10)
・好きな野菜はトマト 6年連続でトップ(2014.08.29)
・タキイのダイコン「耐病総太り」発売40周年(2014.08.26)
・赤紫のミズナ「紅法師」 タキイ種苗(2014.08.06)
重要な記事
最新の記事
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農いわてが追加払い 「市場過熱で苦渋の選択」2025年9月10日
-
「まっしぐら」3万円に 全農あおもりが概算金引き上げ 集荷競争に対応2025年9月10日
-
岐阜県「ひるがの高原だいこんフェア」みのるダイニング名古屋店で開催 JA全農2025年9月10日
-
愛知県産いちじく・大葉使用 学生考案の地産地消メニュー 16日から販売 JA全農2025年9月10日
-
みのりカフェ・みのる食堂三越銀座店15周年記念 国産黒毛和牛の特別メニュー提供 JA全農2025年9月10日
-
「九州銘柄茶フェア」直営飲食6店舗で10月5日まで開催中 JA全農2025年9月10日
-
乃木坂46が伝える国産食材の魅力 7週連続、毎週水曜日に動画を配信 JA全中2025年9月10日
-
本日10日は魚の日「長崎県産からすみ」など130商品を特別価格で販売 JAタウン2025年9月10日
-
バイオスティミュラントに関する自主基準を策定 日本バイオスティミュラント協議会2025年9月10日
-
長野県産希少種ぶどう「クイーンルージュ」の秋パフェ登場 銀座コージーコーナー2025年9月10日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」「くるるの杜」で 北海道の食を堪能 JAタウン2025年9月10日
-
JAわかやまAコープとエコストア協働宣言「水平リサイクル」協働を強化 エフピコ2025年9月10日
-
「野菜ソムリエサミット」9月度「青果部門」最高金賞1品など発表 日本野菜ソムリエ協会2025年9月10日
-
日本農福連携協会とスポンサー契約を締結 農業総合研究所2025年9月10日
-
鳥インフル 米ジョージア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年9月10日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月10日
-
初の海外拠点 アイルランド・ダブリンに設立 NEXTAGE2025年9月10日
-
夏休み特別企画「びん牛乳の今と未来」小学生親子が、猛暑の酪農現場で体験学習2025年9月10日
-
10周年迎える「パンのフェス2026 in 横浜赤レンガ」3月に開催決定2025年9月10日
-
「地産地消ビジネス創出支援事業」育成講座の受講者を募集 横浜市2025年9月10日