農業用ポンプの遠方監視システムを開発 農研機構2018年12月4日
運転中の農業用ポンプ設備の潤滑油を常時分析・評価することで異常兆候をリアルタイムに検出するシステムを11月30日、農研機構が発表した。
(写真)遠方監視システムの構成、ポンプと計測装置(モニタ・潤滑油分析装置)、状態監視サーバで構成
農研機構とトライボテックス(株)、(株)クボタは共同でポンプを分解することなく設備の異常兆候を検出・通知するシステムを日本ではじめて開発した。
このシステムは、あらかじめ設定した管理基準値を超える異常データを検知すると、アラートを設備管理者の携帯端末(スマートフォンなど)に自動通知するもの。それらの情報に応じ、故障停止を回避する対応ができる。
このシステムはメーカーを問わず設置でき、既存のポンプに対しても軽微な改造を行えば追加できる。ポンプ以外にも回転部に潤滑油を使用する大型の回転機器への応用も可能。
今年度内に販売開始予定で、価格は1000万円程度。
(関連記事)
・ICT活用で配水管理システム「iDAS」 農研機構(18.11.13)
・温水洗浄機2機種を新発売 丸山製作所(18.04.13)
・『国際ドローン展』に「スカイマスター」を出展 丸山製作所(17.04.21)
・育苗箱を有効利用 ミズナを養液栽培(16.08.29)
・ソーラーポンプで揚水 ・カンキツの点滴灌漑に カンキツの点滴灌漑に(15.08.18)
・天候不順による農作物被害防止・技術指導の徹底 農水省(15.07.15)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日