【年頭あいさつ 2024】松本和久 株式会社サタケ 代表取締役社長2024年1月3日
新年あけましておめでとうございます。
2024年もJAcom農業協同組合新聞をよろしくお願い申し上げます。
JAcomでは、元日から3日まで、農林水産大臣をはじめJAグループ全国連、農業関連団体のトップなどによる年頭のあいさつを掲載しています。
株式会社サタケ
松本和久 代表取締役社長
明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、謹んでご祝詞申し上げます。
昨年を振り返りますと、世界的な半導体不足も落ち着きを取り戻し、電装品の逼迫による製品の出荷停止や遅延も解消に向かいました。原材料の高騰など経営的には厳しい環境下ではありましたが、新型コロナも沈静化の兆しを見せ、積極的な営業活動を展開できるようになりました。また、グループ企業である佐竹電機㈱を統合し、DX関連開発の迅速化を図りました。重要課題として継続的に掲げている5項目において、「①利益提案」では総合的な商品・サービスの企画を着実に行い、「②S-DX」はフィールドテストやサポート体制も良好な進捗となりました。「③米の品質保証の確立」ではインライン型検査機器の確立に注力し、「④国内外のサービスの拡充」は24時間サービス対応、海外代理店の拡充などが功を奏しました。「⑤人財育成」ではサタケカレッジ(社内教育機関)が順調に機能し手応えを感じています。
本年も、まずは5つの重要課題の取り組みを加速し、変化の激しい時代に対応できる企業体質にしたいと考えています。国内は就農人口やコメ消費量の減少が続いており、顕在・潜在ニーズに適合した製品やプラントをタイムリーに投入することがよりシビアに求められています。一方、海外市場は拡大余地があり、特にアジアを中心としたコメの産地において、それぞれの国に適合した新製品の開発やサービス展開をより強固に進めます。国内のサービス体制のより一層の強化・拡充を企図し、1月にサービス関連のグループ会社であるグレインマシナリー4社を統合します。全国的なサービス業務を有機的に連携させ、お客さまの満足と安全・安心に貢献したいと考えています。個別分野として伸ばしていきたいものとして「炊飯」「酒造(真吟)」「米粉」「サイロ」があり、積極的に進めたいと考えています。
1896年に創業した当社は、本年128周年を迎えます。歴代経営者や諸先輩の偉業・功績に思いをはせるとき、益々わが身が引き締まり決意を新たにします。先達の努力や思いを大事にしながら当社をさらに発展させることが私の使命であると考えており、役員一同で経営に邁進する所存です。「不易流行」と「温故知新」を心構えとし、問題に直面したときや仕事上の判断指針として「現場」「現物」「現実」の「三現主義」を重視しています。そのうえで、「六方よし経営」を目指しており、お客さまから信頼され、従業員が明るく仕事ができる環境の向上に尽力する所存です。
最後になりましたが、日頃のご厚誼に感謝するとともに、関係各位の益々のご健勝とご発展を祈念いたします。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































