「第7回ロボット大賞」表彰式開催 ヤンマーの「ロボットトラクターの研究開発」が農林水産大臣賞受賞2016年10月20日
10月19日、東京ビッグサイト東3ホールにおいて、経済産業省(幹事)、(一社)日本機械工業連合会(幹事)、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省の共催で「第7回ロボット大賞」表彰式が開催された。
「ロボット大賞」は、日本のロボット技術の発展や、ロボット活用の拡大等を促すため、特に優れたロボットや、部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取り組みなどを表彰する制度だ。
今回の第7回から、これまでの経済産業大臣賞に加え、新たに総務大臣賞、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、国土交通大臣賞の5つの大臣賞が創設された。
農林水産大臣賞を受賞した、ヤンマーの「ロボットトラクターの研究開発」は、随伴作業で無人のロボットトラクターを有人トラクターのオペレーターが操作し、1人で2台分のトラクター作業をこなすというもの。
農業は、就農人口が減少する中で、世界的な人口増加もあり、増大する食料需要を賄っていかねばならないという産業構造にある。
1人でトラクタを2台操作することが出来れば、前のトラクターが砕土・耕運し、2台目が施肥・播種を行うことも可能だ。
また150~200馬力の大型トラクター単独作業より、2台の随伴作業の方が効率的作業が行え、大型トラクターと比較して踏圧を抑制できることから、地盤を傷めないというメリットもある。
同社の「ロボットトラクターの研究開発」は現在、試験段階から商品化段階に向かっており、2018年度の実用商品化に向けた開発を行っている。「使用者の監視下での無人状態の自律走行」から、「無人状態でも完全自律走行」も視野にいれての技術開発を推進しているという。
今後の更なる技術開発が注目されている。
(写真)表彰されたヤンマー(株)、ロボットトラクターの展示
(ヤンマーの関連記事)
・「ロボットトラクタの研究開発」が「第7回ロボット大賞(農林水産大臣賞)」受賞 ヤンマー(株) (16.10.14)
・国産高品質の「やぶ医者にんにく」本格出荷 ヤンマー (16.07.08)
・減益で売上高は7038億円 ヤンマーホールディングス(株)2016年3月期決算増収 (16.06.09)
・生産者の悩みに一つひとつ応えて ヤンマーアグリジャパン 増田 長盛代表取締役社長 (16.05.20)
・「ヤンマー遊悠ファームとよの」を右近の郷へ移管 ヤンマー (16.05.17)
重要な記事
最新の記事
-
【報告3】コウノトリがつなぐ地域と農業 JAたじま常務理事 西谷浩喜氏2024年4月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年4月24日
-
タケノコの出荷が最盛期を迎える JA熊本市2024年4月24日
-
有機農業は原発依存症に効く【小松泰信・地方の眼力】2024年4月24日
-
【JA人事】JAびらとり(北海道) 仲山浩組合長が再任2024年4月24日
-
【JA人事】JAいわみざわ(北海道) 引頭一宏組合長を再任2024年4月24日
-
「第20回オフィス防災EXPO【春】」出展 長期保存可能で調理に手がかからない非常食をPR サタケ2024年4月24日
-
福岡で初の体験展示会「アシストスーツEXPOinFUKUOKA2024」開催2024年4月24日
-
東京・大阪のBBQ施設で「ロングライフ牛乳」2万本 GWに無償配布 日本テトラパック2024年4月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」徳島県で阿波踊りを体験 JAタウン2024年4月24日
-
期間限定「牛乳が飲みたくなるあんぱん」新発売『ミルク大臣』寺田心の新CM公開2024年4月24日
-
「応援しよう能登!つながろうこども食堂!こどもの日イベント2024」開催 むすびえ2024年4月24日
-
米ぬか由来ナノ粒子の抗がん作用を確認 東京理科大学2024年4月24日
-
不要な「園芸用土」リサイクル回収の取組を強化 島忠2024年4月24日
-
淡路島で収穫体験「Awaji Nature Lab&Resort」27日から開催2024年4月24日
-
総供給高は7か月連続で前年超え 3月度供給高速報 日本生協連2024年4月24日
-
旬のフルーツ詰め合わせた「母の日ギフト」オンラインショップ「Seika」で販売2024年4月24日
-
各界トップランナーの講義を1冊に集約『北海道未来学』発売 コープさっぽろ2024年4月24日
-
温暖化に対応 パインアップル品質予測モデルを開発 農研機構2024年4月24日
-
3年連続で健康優良企業「銀」健康づくりの取り組みが評価 パルシステム2024年4月24日