自動車共済で仕組改訂 JA共済連2013年8月28日
弁護士費用の保障など
JA共済連は、10月1日から自動車共済の仕組改訂を実施すると発表した。
今回の自動車共済仕組改訂の目的についてJA共済連では、▽保障内容の拡充(弁護士費用保障特約の新設)▽わかりやすさの向上(家庭用自動車共済と一般用自動車共済の差異の解消)▽その他所要の整備、を行うことで、組合員・利用者への万全な保障提供の実現をめざすとしている。
仕組改訂の主な内容は以下の通り。
【弁護士費用保障特約の新設】(家庭用・一般用)
自動車事故で被共済者が賠償義務者(加害者)との交渉を弁護士に委任するときなどに必要となる費用を保障する特約で、被共済者が自ら行う示談交渉にかかる負担を軽減する。
弁護士(司法書士・行政書士)報酬、訴訟費用、仲裁、和解または調停に要した費用の場合は上限300万円。法律相談費用の売位は上限10万円の共済金が支払われる。
【家庭用と一般用の差異の解消】
運転者一定年齢限定保障特約における「年齢条件の適用範囲」や「運転免許資格取得に対する自動保障」では家庭用と一般用で差異があったが、これを家庭用に合わせることで差異を解消する。
【掛金率の設定・変更、事故有無別等級制度の導入】
このほか、将来的に安定的に良い仕組み・サービス・安心を提供していくために共済掛金率水準の見直しを行うが、等級進行などを見込むと平均的には9.6%の引き上げとなる。
また、同一の等級を適用している契約者のなかで、前契約において「事故がなかった契約者」よりも「事故があった契約者」の方が危険損害率が高いことから、「事故有無別等級制度」を導入し、無事故だった契約者の掛金を、事故を起こし契約者の掛金より安くすることにした。
なおこの事故有無別等級制度の導入については、平成25年10月1日から1年間は周知期間とし、26年10月1日以降を始期日とする契約から適用することにしている。
(関連記事)
・共済掛金6兆6595億円、過去最高 JA共済連(2013.07.26)
・JA共済、お台場フジテレビで書ポコン展示会(2013.07.23)
・優績LA928人を表彰 JA共済連(2013.07.11)
・JA共済総研が総会 全共連と一体で運営強化(2013.06.19)
・介護共済と一時払介護共済を新設 JA共済(2013.03.29)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日