農業向け融資、3年連続3000億超 日本公庫2014年5月7日
日本政策金融公庫農林水産事業の25年度農林漁業向け融資実績は3318億円となった。同公庫が4月末に発表した。
全体額は131億円増加し3318億円(104.1%)となり、3年連続で3000億円を上回った。
業種別にみると農業は経営改善に取り組む担い手農業者向けの融資が伸びて127億円増の2303億円(105.8%)と全体の7割を占めている。
食品産業は622億円(103.4%)、林業は木質バイオマスを活用した発電施設や、ボイラー関連のニーズが増え、74億円増の254億円(140.7%)となった。漁業は被災地の需要が一巡し89億円減の138億円(60.8%)となった。
農業者向けの融資実績は924先、215億円増加し、8302先、1927億円となった。営農類型別では肉用牛455億円、酪農270億円、稲作248億円、野菜195億円となっている。
資金制度のなかではスーパーL資金が平成6年度の制度創設以来、最高の1513億円となった。なかでも「人・農地プラン」に基づくスーパーL資金は326億円増加し977億円となった。人・農地プランで地域の中心経営体に位置づけられた認定農業者がスーパーL資金を利用する場合、貸付当初5年間は実質無利子化される。
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