全国の旬の農産物・加工品を揃え「JA共済マルシェ」開催 「農福連携」応援商品も紹介 JA共済連2025年7月29日
JA共済連は7月17日、東京・千代田区平河町のJA共済ビル2階エントランスホールで、全国各地のJAから取り寄せた旬の農産物を販売する「JA共済マルシェ」を開催した。午前11時30分の開始前から列ができ、210人が来場。農産物や商品は12時25分には完売した。
販売スタッフとして売り場に立つJAきたみらいの職員
今年度3回目の「JA共済マルシェ」は「全国各地の旬の農産物・加工品大集合!!」をメインテーマに、全国の旬の農産物・加工品58品目・2036点が出品された。農福連携を応援する取り組みとして、社会復帰に取り組む農協共済中伊豆リハビリテーションセンターから、クリップ、メモ帳、巾着などの手作り小物も紹介した。
北海道からは、玉ねぎ生産量日本一のJAきたみらいが、普段は首都圏に出荷されない「サラタマ」「真白」などを出品。宮城県からはJA仙台がエダマメ、JA新みやぎは玄米「金のいぶき」、JAいしのまきはトウモロコシなどを出品した。静岡県のJA静岡市はいちじく、鳥取県のJA鳥取いなばは砂丘らっきょう漬、島根県のJAしまねはアスパラガスなどの普段使いの野菜に加えて、極めて希少な島根県オリジナル高級ぶどう「神紅(しんく)」などを出品した。
来場者と会話しながら販売するJAしまねの職員
JAきたみらいとJAしまねの役職員も会場に駆けつけ、列を作った人たちに感謝の言葉を伝え、イチオシの品々を紹介した。JAきたみらいの担当者は「北海道の食材のおいしさを届けることができる場所はありがたい。農産物を多くの皆さまに食べてもらいたいので、こういう機会を活用して広めたい」、JAしまねの担当者は「平日の昼間に、たくさんの方が買い物に来られてびっくりした。生産者が丹精を込めて作った品々を自信を持って届けたい」と話した。
小さな子どもを連れた女性は「近くに住んでいるので、よく来ています。子どもが安心して食べられるお菓子や、新鮮な果物が売られているので助かっています」と、子どもが好きなシャインマスカットを購入。近くの職場で働いている女性は「さまざまなマルシェに足を運んでいますが、JA共済マルシェでは道の駅や農産物直売所のように、地域ならではの農産物や加工品を楽しみにしています」と話した。
「JA共済マルシェ」は平成28(2016)年度から開催し、今回が43回目。JA共済ビルのある千代田区平河町の近隣住民やオフィスを利用する人々などを対象に、全国各地の旬の国産食材の魅力やおいしさを届けている。
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