飼料米新品種「いわいだわら」開発 農研機構2013年10月18日
農研機構東北農業研究センターはこのほど、飼料用米の生産に適した新品種「いわいだわら」を開発した。早生・多収で東北地方中・南部向き。育成地(秋田県大仙市)では、多収品種の「ふくひびき」と同程度の収量があり、普及が期待される岩手県一関市においては「ふくひびき」より多収。
家畜への給与に適した籾あるいは玄米を生産できる品種で、大粒・多収の「奥羽飼394号」を母とし、多収の「奥羽飼395号(べこごのみ)」を父とする交配種の組み合わせから育成した。出穂期は「あきたこまち」より2日程度早く、成熟期は3日程度遅い。
また多肥栽培では稈長が長くなるが、稈が太いので倒れにくい。穂が大きく、穂数の少ない“極穂重型”草型で、玄米の粒が大きく白濁部分があり、外観が食用品種とことなるので、容易に識別できる(下写真参照)。
種子入手に関する問い合わせは農研機構東北農業研究センター企画管理部業務推進室運営チーム(TEL:019-643-3443)まで。
(関連記事)
・いもち病に強く直播栽培に適した「えみのあき」(2013.09.20)
・米粉パンに適した新品種「ゆめふわり」(2013.09.20)
・雑草イネで米の品質低下 難防除雑草の脅威(2013.08.07)
・飼料用稲、高刈りでセシウム防ぐ 農研機構(2013.07.30)
・10作物15品目を農林認定品種に 農水省 (13.04.05)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲にイネカメムシ 県南部で多発のおそれ 栃木県2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【公明党】米政策が農政の柱 谷合正明参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【日本維新の会】農業者への直接支払い実現を 池畑浩太朗衆議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【国民民主党】食料安全保障基礎支払いの創設めざす 舟山康江参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【社民党】ミサイルよりコメを! 福島みずほ党首(参議院議員)2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【参政党】10年以内に自給率を倍増 神谷宗幣代表(参議院議員)2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】地域ブランドつなぐ 営農経済部門・福岡県・にじ農協組合長 右田英訓氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】「不易流行」で農支援 営農経済部門・熊本県・球磨地域農協組合長 福田勝徳氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】人とのつながり糧に 営農経済部門・長野県・グリーン長野農協元組合長 竹内守雄氏2025年7月9日
-
「不幸の書簡」とストックホルム症候群【小松泰信・地方の眼力】2025年7月9日
-
【アンパンマンはなぜ生まれたか】 ノンフィクション作家・梯久美子さん 第46回農協人文化賞特別講演2025年7月9日
-
7月21日、広島でトラクターデモ 令和の百姓一揆 欧米並みの所得補償求め2025年7月9日
-
【人事異動】農水省(7月10日付)2025年7月9日
-
【JA人事】JA上士幌町(北海道)高橋昭博組合長を再任(6月6日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA筑前あさくら(福岡県)熊本廣文組合長を再任(6月26日)2025年7月9日
-
【JA人事】JAグリーン近江(滋賀県)大林茂松組合長を再任(6月21日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA新得町(北海道) 組合長に太田眞弘氏を再任2025年7月9日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鳴戸部屋で兵庫の食材使用「ちゃんこ」を堪能 JAタウン2025年7月9日
-
健診施設機能評価認定更新 JA熊本厚生連2025年7月9日
-
JA鹿本のグリーンハウスミカン出荷順調 7月中下旬ピーク、総量130トン見込み2025年7月9日