米:農業倉庫火災盗難予防月間2018
農業倉庫火災盗難予防月間にあたって2018年11月30日
公益財団法人農業倉庫基金理事長長瀬仁人
平素、当基金の事業にご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。
今年も、これまで地震、豪雨、台風等による数多くの自然災害が発生しています。被害にあわれた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
当基金の損害補償の対象となる火災事故は、残念ながら、ほぼ毎年のように発生しています。前年度もライスセンター(RC)で1件、カントリーエレベーター(CE)で1件の火災事故が発生しました。特に火を使う乾燥作業現場では、稼働前点検と補修を徹底し、稼働中は異常がないか常に監視をお願いします。
さて、当基金では、平成30年11月15日から平成31年1月31日までを「農業倉庫火災盗難予防月間」に設定して、JA全農と連携して、施設の防災防犯の徹底を図る運動を展開してまいります。
この予防月間においては、JA役職員の行動基準など防災体制を確立したうえで、火災・盗難事故防止に重点をおいた現場の巡回点検を必ず実施していただき、不備があれば迅速な改善をお願いします。
農業倉庫では、清掃を徹底して倉庫周辺に燃えやすいものを放置しないこと、不在時は各倉庫や敷地入口の施錠を必ず行い、防犯灯を設置して、適時見回り等を実施願います。また毎年のように火災事故が発生しているCEやRC施設では、稼働中は「見る・聴く・触る・嗅ぐ」等の感覚を十分働かせて、乾燥機やバーナー等の異常を見逃さないようお願いします。
なお、当基金では、30年度の指導重点項目として、農業倉庫やCE・RCの衛生管理(清掃や防虫防鼠対策等)の強化に取り組んでいます。きっちり整理・整頓・清掃された施設は、当然火災や盗難のリスクを軽減することができます。この「農業倉庫火災盗難予防月間」を契機に、衛生管理の強化を含めて、改めて農業倉庫やCE・RCの火災・盗難の予防に取り組んでいただけますようお願い申し上げます。
(関連記事)
・【現地ルポ・JA会津よつば高田88号倉庫(福島県)】実需に応じた米販売農業倉庫が機能発揮(18.11.30)
・火災盗難予防対策の確認を JA全農米穀部(18.11.30)
・農業倉庫火災盗難事故防止対策(18.11.30)
・平成30年度 農業倉庫火災盗難予防月間の取り組みについて(18.11.30)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日