農地維持支払 196万haに交付2015年3月20日
農林水産省は26年度多面的機能支払交付金の取り組み状況を1月末現在で取りまとめ公表している。
多面的機能支払交付金は農業・農村の持つ多面的機能が適切に発揮されるよう地域の共同活動を支援する交付金。「地域政策」の位置づけで26年度に創設した。
このうち「農地維持支払交付金」は農業者が共同で実施する水路の草刈り、泥上げなどの農用地、水路、農道等の地域資源の基礎的な保全への支援が対象。46都道府県で取り組まれ対象組織数は2万4890。取り組み面積は196万1000haとなっている。
もう一つの交付金の「資源向上支払交付金」のうち、農業者だけでなく地域住民も含め地域資源の質的向上を図る共同活動は対象組織数2万1324、取り組み面積は179万2000haとなった。共同活動の内容は水路、農道など施設の軽微な補修、農村環境の保全。25年度の実績(農地・水保全管理支払交付金のうち共同活動支援交付金として実施)とくらべると、2306組織、31万8000ha増えた。
同交付金のうち農業者が共同で実施する農業用施設の長寿命化のための活動への交付金は、対象組織は1万279、取り組み面積は54万8000haとなった。25年度の実績(農地・水保全管理支払交付金のうち向上活動支援交付金として実施)をくらべると、2032組織、14万4000h増えた。
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