農業関連の投資増やす バイエル2013年9月10日
バイエル クロップサイエンス(本社:ドイツ・モンハイム)は9月5日、従来の投資計画を強化し10億ユーロを新たに増やすことを発表した。これにより2013年から16年までの設備投資総額は24億ユーロとなる見込み。
具体的な設備投資計画としては、[1]北米での除草剤生産工場の新設と、[2]大豆・小麦の種子事業の強化だ。
[1]では、米国アラバマ州モービルに3億8000万ユーロを投じ、除草剤グルホシネート・アンモニウム(商品名「Liberty」)を世界各国に供給するための大規模な生産工場を建設する。「Liberty」は、除草剤グリホサートの薬剤耐性を抑える唯一の非選択性除草剤として広く使われており、同社がすすめている総合雑草管理(IWA)にも組み込まれている。新工場の操業開始は15年第4四半期を予定している。
[2]では、14年下半期に北南米で大豆ブランドCredenzを発売。15年には多収小麦の新品種を発売する。Credenzは、病害虫やセンチュウから大豆を守り、除草剤耐性を高めた品種だ。これらの新たな種子は将来的にはアジアにも拡張してく予定だという。
この日の会見でリアム・コンドンCEOは、「投資の増大で、農薬原体の生産量は大幅に増えるだろう。わが社に対する生産者の需要は増加しており、世界中の生産者が望む革新的な農業ソリューションを提供し、農業の生産性引き上げ、持続可能性向上などに寄与したい」と述べた。
(関連記事)
・農業関連事業が好調維持 バイエル上半期(2013.08.09)
・新規芝用除草剤「スペクタクル」バイエル(2013.07.18)
・バイエル、沖縄で出前授業 サンゴの大切さ学ぶ(2013.07.12)
・ドイツ人ハーラルト氏が新社長に バイエル(2013.07.02)
・バイエル、小学校で理科の実験教室(2013.06.28)
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日