新殺菌剤 世界各地で登録申請を加速 BASF2017年9月1日
ドイツのBASF社は最新の殺菌剤有効成分である「Revysol(R)」の農薬登録申請を世界各地で加速している。
ドイツのBASF社によれば「Revysol」(レヴィソル)は、トリアゾールの化学分類から得られる「革新的かつ非常に効果的な殺菌剤有効成分」で、同社の「殺菌剤における主導的地位を強化」すると位置づけている。
同剤は既に2016年3月にEUで農薬登録申請をしているが、その後、ブラジルで、さらに今年8月22日には米国、カナダ、メキシコでも農薬登録のために、関係書類を規制当局に提出したと発表した。さらに「今年中にはアジアの主要市場でも登録作業を進める」予定だが、日本でのスケジュールは今のところ未定だという。
「レヴィソル」は、穀物や畑作・園芸作物や果樹などで汎用的に使用できる殺菌剤として期待されているが、ブラジルでは、大豆・トウモロコシ・コットン・コーヒーなどを適用作物として申請している。
同社の農薬事業本部、グローバルストラテジックマーケティング担当シニアバイスプレジデントのユルゲン・フフ氏は、「抵抗性や病害のプレッシャーが高まる中、新たな化学の解決策の発見に注力するという当社の戦略が結果を出した」とし、「レヴィソルが有効成分として、F500(R)やXemium(R)に次ぐ大ヒットになる可能性を確信している」と語っている。
同社としては2019/2020年の使用シーズンに向けて市場投入を予定しているが、北米市場が殺菌剤の戦略的重要性があることから、レヴィソルを米国ミズーリ州ハンニバルの生産施設で製造することも発表した。
(関連記事)
・ 除草剤耐性の新形質発見に向け提携 BASFとKaiima(17.08.02)
・新規殺菌剤開発で戦略的協力関係を構築 住友化学とBASF(17.06.13)
・【決算】2015年第1四半期業績好調 BASF(15.05.12)
・第1四半期業績大幅増ーBASF(17.05.09)
・インド・ムンバイの新研究開発拠点が始動 BASF(17.03.17)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日