売上げ前年上回る-7月の外食産業2017年9月4日
(一社)日本フードサービス協会は7月の外食産業市場動向調査結果を8月25日に公表した。7月末には局地的な豪雨に見舞われたが売上げは前年を上回った。
同協会のまとめでは、7月は九州北部豪雨をはじめ秋田県など日本海側で局地的な豪雨に見舞われたが、太平洋側ではおおむね晴れの日が続いたことから、全体では客足が伸びて売上げは103.0%と11か月連続で前年を上回った。
業態別の概要は以下のとおり。
▽ファスト・フード=全体売上げは104.4%と前年を上回った。「洋風」は夏限定商品や他業種とのコラボキャンペーンが人気で売上げは104.4%。「和風」は健康志向のセットメニュー、定食メニューで客単価が上昇し104.0%。「めん類」は季節メニューが好調、店舗数増もあって107.8%、「持ち帰り米飯・回転寿司」は、価格が高めの商品を増やした回転寿司で客単価が上昇し101.1%、「その他」ではカレー店で昨年末の価格改定で引き続き客単価が上昇、103.0%となった。
▽ファミレス=売上げ全体は102.3%。「洋風」はディナー時間帯の集客が好調で102.6%、「和風」はウナギなど季節メニューが好調なところもあったが、店舗数減で97.9%と落ち込んだ。「中華」は会員カードキャンペーンなどの影響で103.6%、「焼肉」は肉の日(29日)イベント、夏メニューのPRで集客が伸び106.8%となった。
そのほか「パブ・ビアホール」は暑い日が多かったことから101.5%、居酒屋は店舗減の影響で96.1%となった。
(関連記事)
・売上げ10カ月連続で前年超 外食産業6月市場動向(17.07.28)
・外食市場規模は25兆4169億円 日本フードサービス協会(17.07.11)
・売上げ9か月連続で前年超 外食産業の5月市場動向(17.06.29)
・中食・外食でも米 米が主食の食事が増える JC総研が米の消費行動調査(17.06.27)
・ファーストフード堅調で6カ月連続で前年超 外食産業2月度実績(17.03.31)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日
-
新野菜ブランド「また明日も食べたくなる野菜」立ち上げ ハウス食品2025年7月11日
-
いなげや 仙台牛・仙台黒毛和牛取扱い25周年記念「食材王国みやぎ美味いものフェア」開催2025年7月11日
-
日本被団協ノーベル平和賞への軌跡 戦後80年を考えるイベント開催 パルシステム東京2025年7月11日
-
東洋ライス 2025年3月期決算 米販売部門が利益率ダウン 純利益は前年比121%2025年7月11日
-
鳥インフル 米バーモント州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年7月11日
-
鳥インフル ブラジルからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年7月11日
-
全国トップクラスの新規就農者を輩出 熊本県立農業大学校でオープンキャンパス2025年7月11日