AIロボット×LED 次世代いちご栽培へ 共立電照と実証実験開始 AGRIST2025年5月19日
テクノロジーで農業の課題解決を目指すAGRIST(宮崎県新富町)は、LED照明器具や制御盤、防災・減災用蓄電池などを製造する共立電照(宮崎県宮崎市)と連携。同社の植物工場施設および最先端LED照明技術を活用した、AI搭載自動収穫ロボットによるいちご栽培の実証実験を開始した。労働力不足や気候変動など農業界の課題解決に向けて、高品質ないちごの安定供給と持続可能な農業モデルの確立を目指す。

AGRISTは、AIを活用した自動収穫ロボットによりスマート農業を推進するスタートアップ。一方、共立電照は、省エネルギーで環境負荷の少ないLED照明技術や環境制御技術で脱炭素化社会への貢献を目指している。連携では、両社の強みを融合させ、以下の実証実験を行う。
(1)データ駆動型栽培の基盤構築
宮崎県内の協力いちご農家圃場にAGRIST社製のIoTセンサー群を設置し、温度、湿度、CO2濃度、日射量など詳細な生育環境データをリアルタイムで収集・分析。最適な栽培条件の特定を目指す。また、植物工場で苗の育成を始めており、12月の成果報告を目指し、今年度のテストマーケティングを開始した。
(2)植物工場におけるAIロボット×LED栽培
共立電照が保有する植物工場の一部区画を利用し、同社の高効率・波長制御可能なLED照明と環境制御システムの下、AGRISTのAI自動収穫ロボットを稼働させたいちご栽培試験に着手す。天候に左右されず、年間を通じて計画的かつ効率的に高品質ないちごを生産する技術の確立を目指す。
(3)プレミアムブランド開発と市場開拓
同実証を通じて生産される高品質ないちごを用いて、1粒1000円クラスの最高級ブランド「Miyazaki ICHIGO "M"」を開発。ふるさと納税の返礼品としての展開や、宮崎県内および東京都心部の高級ホテル、百貨店などへの販路開拓に向けたテストマーケティングを実施する。
(4)露地栽培の革新と観光連携
露地栽培においても、作業負担を軽減し、収穫効率を高める高設栽培(高床式)を導入。将来的には、観光客がいちご狩りを楽しめる観光農園としての活用も視野に入れ、地域活性化にも貢献する。
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