離農支援サービス「農業アトツギ」耕作放棄地再生で地域農業を活性化 唐沢農機サービス2025年5月14日
農業機械のマーケットプレイス「ノウキナビ」を運営する唐沢農機サービスは、農業の後継者不足や高齢化に伴い、全国で増加する耕作放棄地の問題に対し、唐沢農機サービスは新たな支援サービス「農業アトツギ」を開始。離農を希望する農地所有者に向け、農地の売却・承継支援や管理サービスを提供する。
相続や廃業により農地を保有していても、「自ら耕作できない」「どう処分すればよいか分からない」「放置すれば周囲に迷惑をかける」など個人の悩みから、管理されない農地が害獣や病害虫の発生源となるなど、地域全体のリスクへ拡大し、深刻化している。
離農支援サービス「農業アトツギ」は、農地を手放したい人や農地を耕作できない人に向けて、売買や承継の支援、農地の草刈り管理などを一括でサポートする新しい仕組み。"使われない農地"を地域の資源として再生し、農業の新陳代謝を促すことを通じて、持続可能な地域農業の実現を目指す。
「農業アトツギ」では、農地のみの価値で価格を決めるのではなく、農業事業価値を算定して販売価格を決める独自のビジネスモデルを採用。収益性を考慮した適正価格で農地を売却でき、農地所有者にとって高い価格での取引が可能となる。
今後、長野県を起点に、甲信越地域および全国規模でサービスの提供を拡大。地域農業の持続的な発展を支えるため、農地の流動化や後継者不足の解決に向けた取り組みを強化する。
基本料金(年間)は5.5万円(1町歩まで) 。追加料金や荒廃地への特別対応についても明確に提示し、透明性の高い料金体系を実現する。
◎「農業アトツギ」離農・農地管理にまつわる具体的な課題を解決する4つのサービス
(1)農業アトツギ基本プラン 農地の売買や承継の相談を支援。宅地変更が可能であれば、不動産事業者へ紹介または当社で販売登録(宅建業)を実施。
(2)農業アトツギ登録プラン 農業の事業価値を算定し、農地の買い手を探す。
(3)売買・承継支援 申請手続きの代行とサポート。
(4)オプション:農地の委託管理(草刈り年1回) 荒廃防止のため、年1回の草刈りを実施(乗用モアによる効率的作業)。
重要な記事
最新の記事
-
日本の農業、食料、いのちを守る 「辛抱強い津軽農民」立つ 青森県弘前市2025年7月2日
-
「食と農をつなぐアワード」募集開始 優良な取組を表彰 農水省2025年7月2日
-
三菱マヒンドラ農機 ペースト施肥、紙マルチ田植機、耕うん作業機の販売強化2025年7月2日
-
外来DNAをもたないゲノム編集植物 作出を大幅に効率化 農研機構2025年7月2日
-
「2025年度農業生物資源ジーンバンク事業シンポジウム」開催 農研機構2025年7月2日
-
創立100周年記念プレゼントキャンペーン第3弾を実施 井関農機2025年7月2日
-
【人事異動】ヤンマーホールディングス(7月1日付)2025年7月2日
-
長野県、JA全農長野と連携 信州産食材使用の6商品発売 ファミリーマート2025年7月2日
-
地域共創型取り組み「協生農法プロジェクト」始動 岡山大学2025年7月2日
-
埼玉県産農産物を活用「Made in SAITAMA 優良加工食品大賞2026」募集2025年7月2日
-
黒胡椒×ごま油でおつまみにぴったり「堅ぶつ 黒胡椒」新発売 亀田製菓2025年7月2日
-
近江米新品種オーガニック米「きらみずき」パレスホテル東京で提供 滋賀県2025年7月2日
-
外食市場調査5月度 2019年比96.9% コロナ禍以降で最も回復2025年7月2日
-
王林がナビゲート 新CM「青森りんご植栽150周年」篇を公開 青森県りんご対策協議会2025年7月2日
-
飲むトマトサラダ 素材を活かした「カゴメ野菜ジュース トマトサラダ」新発売2025年7月2日
-
愛知県豊田市と「市内産業における柔軟な雇用環境の実現にむけた協定」締結 タイミー2025年7月2日
-
まるまるひがしにほん「福井県の地酒と特産品フェア」開催 さいたま市2025年7月2日
-
『ダツリョク診断』で献立ヒント 夏の応援キャンペーン開始 パルシステム2025年7月2日
-
「土日ミルク」を全国へ『土日ミルクを創るヒト』第2弾開始 Jミルク2025年7月2日
-
「三角メロンホイップ 富良野メロン」7月限定発売 フジパン2025年7月2日