JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
准組合員にアピール2018年4月19日
JAの自己改革で、メンバーシップ強化が重要な課題になっている。そのためには、組合員、特に准組合員にJAのことをもっと知ってもらい、事業を利用、あるいは活動への参加を促さなくてはならない。広報誌も、そのことを意識した紙面づくりに努めたい。
◆准組を意識して
JAひがしみの「ひがしみの」
タイトルからして「JAファンづくり運動」と、直截的である。岐阜県JAひがしみの合併20周年の特集だが、昨年、実施したアンケート調査で4割が、JAの事業について「分からない」と回答したことから、あらためてJAの活動を紹介するという。
食農教育、地域行事への参加、高齢者福祉、美化活動、交流・親睦サービスと、准組合員へのアピールを意識した内容となっている。一度に掲載するのでなく、連載にすると、愛読者が増えることも期待できるのではないか。
◆直売所を武器に
JAめぐみのの「めぐみの」
准組合員とJAの最大の接点は農産物の直売所である。これをPRしない手はない。「めぐみの」は、直売所の魅力を、その利用者に語らせている。単に直売所の規模や特徴を紹介するより、読者の関心を引く。
料理店やレストラン、パティスリー(ケーキ・洋菓子専門のベーカリー)のプロの料理人やシェフが登場。直売所で野菜を選ぶ写真つきで紹介。「納得できる素材と出会えないと商品は生まれない」とプロが品質や味を保証するから心強い。
◆ラジオで対外広報
JA福岡市「Jam」
福岡県のJA福岡市がスポンサーを務めるラジオ番組がある。毎週金曜日の13時40分からの7分ほどの番組だが、特に若い世代、20~40代の未来を担う子どもたちの親世代に、JAの安全・安心の農産物ブランド「博多じょうもんさん」とJAの事業を紹介する。
ほかのJAではめったにないテーマだが、マスメディアの利用はもっとも効率的な対外広報と言える。「毎回決まった時間に知らせたい情報をタイムリーに届けられ、しかも聴く環境を選ばない」とラジオの利点を挙げる。大いに活用したい。
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