がん治療の先進医療を保障 JA共済2014年12月4日
全国11医療機関で直接払制度を利用可能
JA共済連は、医療共済・がん共済で、がんに対する新たな治療方法として注目されている「先進医療」の保障として、直接払制度を実施している。
がん治療の現場では、できるだけ正常な細胞を傷つけず、がん病巣だけを狙い打ちする新しい放射線治療法として、重粒子線治療、陽子線治療が注目されている。
これらの治療法は「先進医療」と呼ばれ、厚労省の認可を受けた特定の医療機関でのみ受けることができる。従来の手術に比べて体への負担が小さいなどのメリットがある一方、健康保険の適用外なので全額自己負担となり、費用は約300万円と高額だ。
JA共済の医療共済・がん共済では、これら先進医療保障を提供している。この保障は、医療機関への直接払制度なので、JAが共済加入者に代わって直接医療機関へ支払う仕組みとなっている。そのため、加入者は高額な医療費を用意せずとも先進医療を受けることができるなどのメリットがある。
このたび、この直接払制度を利用できる医療機関が北海道札幌市、長野県松本市と2つ増え、全11機関へと拡大した。
同制度の問い合わせは近くのJAまで。
◇
JA共済の「先進医療共済金の医療機関直接払制度」の対応機関は次の通り(平成26年12月1日現在、=新とある2機関が今回追加された機関)。
▽北海道札幌市・北海道大学病院陽子線治療センター(陽子線)=新
▽茨城県つくば市・筑波大学附属病院(陽子線)
▽群馬県前橋市・群馬大学医学部附属病院(重粒子線)
▽千葉県柏市・国立がん研究センター東病院(陽子線)
▽長野県松本市・相澤病院陽子線治療センター(陽子線)=新
▽福井市・福井県立病院陽子線がん治療センター(陽子線)
▽静岡県駿東郡・静岡県立静岡がんセンター(陽子線)
▽愛知県名古屋市・名古屋陽子線治療センター(陽子線)
▽兵庫県たつの市・兵庫県立粒子線医療センター(重粒子線・陽子線)
▽佐賀県鳥栖市・九州国際重粒子線がん治療センター重粒子線)
▽鹿児島県指宿市・がん粒子線治療研究センター(陽子線)
(関連記事)
・新契約減少するも基礎利益は増加 JA共済連 (14.12.04)
・障がい者支援のTV-CMを放映 JA共済連(2014.12.03)
・豊田浩二さん(山口)が優勝 フロントマン競技会(2014.11.18)
・ES向上通じてCS向上 JA共済がセミナー(2014.11.11)
・がん共済、医療共済の保障内容を充実 JA共済の仕組改訂(2012.03.29)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日