コメ60kgあたり生産費 3.9%増-29年産2018年12月5日
農林水産省は29年産の米生産費を公表した。個別経営では60kgあたり1万5147円(全算入生産費)で前年産にくらべて3.9%増加した。
10aあたりの全算入生産費(資本利子・地代全額算入生産費)は、12万9337円で同0.2%減少した。うち物財費が7万8195円、労働費が3万5028円となっている。
作付け規模別にみると、1~2ha=14万1676円(60kgあたり1万6884円)、3~5ha=12万594円(同1万4112円)、10~15ha=10万2306円(同1万1292円)、20~30ha=9万7012円(同1万893円)などとなっている。
認定農業者がいる経営体では10aあたり11万2951円、60kgあたり1万2953円だった。うち15ha以上では10aあたり9万7503円、60kgあたり1万995円だった。
農水省は飼料用米の生産費も算出している。それによると全算入生産費は10aあたりでは12万9150円、60kgあたりでは1万3740円となった。認定農業者がいる経営体のうち作付け15ha以上では、10aあたり9万7790円、60kgあたり1万400円だった。
農水省は併せて組織法人経営での米生産費も公表している。
それによると10aあたりの全算入生産費は10万520円で物財費は6万6198円、労働費は2万4251円だった。60kgあたりでは1万1851円だった。集計経営体数は52。1経営体あたりの作付面積は22.5ha。構成員数は25.3人となっている。
(関連記事)
・「魚沼コシ」の誇り賭けて 「特A」奪還へ肥培管理徹底【駒形正樹・JA魚沼みなみ営農部長】(18.07.24)
・機能を絞りモデル農機 「所有」から共同利用へ【冨田健司・JA全農生産資材部長】(18.06.27)
・【クローズアップ】農業重視へ各国が政策転換(18.06.20)
・米の生産費 60kgあたり5.2%減少-28年産(17.10.11)
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日