夏でも収穫できるカリフラワー サカタのタネ2014年4月15日
サカタのタネは夏場でも栽培できるカリフラワーのF1品種「バージンロード」を開発した。1年で供給量がもっとも少なくなる夏に栽培できるため、同社は「カリフラワーの周年での安定供給を実現する画期的品種」だと普及に期待を寄せる。
カリフラワーは本来、冷涼な気候を好み、また湿害にも弱いため、夏場に栽培するのは難しい。
「バージンロード」はこれらの課題を克服した新品種で、耐暑性にすぐれ、従来品種と比べて根が強いため湿害を受けにくく高温でも旺盛に生育する。また、一般的にカリフラワーをより白く仕上げるためには、葉をヒモで縛ったり内側に折るなどの作業が必要だが、「バージンロード」は生育ぞろいがよく大きな葉で花蕾を覆う性質を持つため、こうした作業が不要となるのも大きな特徴だ。試作した生産者からは、「暑い時期にカリフラワーが収穫できるとは思わなかった」(茨城)、「草姿が立ち性で作業しやすい」など高い評価があった。
定植後60日ほどで収穫できる極早生品種なので、寒冷地で5月上旬?6月上旬まきで8?9月収穫、温暖地では7月まきで10?11月収穫に適している。
希望小売価格は2000粒入り4000円、ペレットシード5000粒入り1万1800円(税抜き)。6月下旬から全国の種苗店・JAを通じて生産者向けに販売される。
商品の問い合わせはサカタのタネ野菜統括部(TEL:045-945-8802)まで。
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