収穫最盛期を迎えた「露地イチゴ」品評会を開催 大阪府高槻市2024年5月9日
露地イチゴの旬を目前に、大阪府高槻市内のJAたかつき阿武野支店は5月8日、同地区で70年以上に渡って生産されている露地イチゴの品評会を開催。天候に左右され、生産が難しい露地イチゴだが、形、色つや、粒のそろい具合など出色の出来栄えを誇る果実が並び、参加農家が丹精の成果を競い合った。
選りすぐりの露地イチゴが並んだ品評会(8日、大阪府高槻市)
高槻市阿武野地区では昭和25(1950)年ごろから露地イチゴの栽培がはじまり、現在も約30軒が栽培を続けている。露地栽培は天候に左右されやすい上、害虫などに荒らされる可能性も高く、収穫量に差が出やすい栽培方法だが、ビニールハウスで栽培されたイチゴに比べ、香りが高いのが特徴。市場に出回るイチゴの多くはビニールハウスで栽培され、12月ごろから収穫が始まるが、屋外で栽培される露地イチゴはイチゴ本来の旬である5月に収穫される。
品評会が行われた会場には、市内の栽培農家18軒が出品した選りすぐりのイチゴの甘い香りが立ち込めた。一次審査では形、色つや、粒のそろい具合などから5点に絞られ、その後、糖度計を使って糖度を測定。最終3点の露地イチゴが入賞し、優秀賞は畑中章さん(同市宮田町)が選ばれた。
審査員を務めた大阪府北部農と緑の総合事務所・企画調整総括の林さんは「今年は日照時間が短く、3月の寒暖差が大きかったなどイチゴ作りに難しい環境だったが、皆さんの努力で多くの素晴らしいイチゴを出品していただきました」と評した。
入賞者を含めた同地区のイチゴは、毎週水曜日と日曜日の午前8時から同支店の駐車場で開かれる朝市で販売される。
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