身近な交通事故を可視化した「交通安全MAP」を公開 特設サイトも開設 JA共済連2025年9月11日
JA共済連は「令和7年秋の全国交通安全運動」(9月21~30日)に先立ち、児童の交通事故未然防止等を目的に、地域の事故情報を可視化したシステム「交通安全MAP」を開発し、9月10日からWEB上で公開した。公開にあわせ、「交通安全MAP」特設WEBサイトも開設、公開した。
「交通安全MAP」トップ画面
近年、児童の登下校時の交通事故が後を絶たず、地域社会の交通安全対策の重要性が高まっている。こうした状況を受け、地域の事故情報を可視化することにより、交通事故をより"自分ごと"として感じることができるシステムとした。
全国各地の過去の交通事故データを地図上にわかりやすく表示し、地域の危険箇所や事故傾向を把握・分析できる。警察庁公開の交通事故統計情報と、JA共済連が保有する自動車共済金支払データを組み合わせ、公的統計では把握が難しい軽微な事故や地方の事故情報を補完し、きめ細かい事故情報の可視化を実現した。
マップ機能では、地図上に横断歩道や踏切などのスタンプを押し、詳細や補足情報をコメントとして記録できる。家から学校までのルートを表示することも可能。
ダッシュボード機能では、検索したエリアと全国の交通事故状況を自動でグラフ化し、横並びで表示する。曜日・事故形態などで絞り込めるほか、グラフをダウンロードや印刷することも可能。
交通事故状況を自動でグラフ化
事故発生場所や件数を地図上に表示し、小・中学校の学区エリアを境界線で示すこともできる。事故発生ポイントごとに詳細情報が表示され、「Googleストリートビュー」で現場状況を確認できる。
学校や自治体などが開催する交通安全教室での活用や、小学生を対象とした家庭内・教育現場での交通安全指導での利用を想定。生活圏内に潜む危険を認識し、交通事故を"自分ごと"として感じることで、登下校時における交通事故の未然防止や地域住民の交通安全意識の向上に資することを目的としている。
「交通安全MAP」の公開にあわせ、「交通安全MAP」特設WEBサイトを開設。特徴を紹介するほか、「交通安全MAP」に直接アクセスできるリンクも掲載している。
特設WEBサイトも公開
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