「金芽ロウカット玄米」に認知症予防の可能性 名古屋経済大学2017年9月26日
名古屋経済大学の研究チームが、「金芽ロウカット玄米」の継続摂取により、認知症を予防できる可能性があることを明らかにした。
名古屋経済大学人間生活科学部管理栄養学科・上延麻耶准教授の研究チームが、東洋ライス(株)の製造・販売する「金芽ロウカット玄米」を継続摂取することにより、認知症を予防できる可能性があることを明らかにした。
この研究成果は、2017年9月15日に、徳島県で開発された「第64回日本栄養改善学会学術総会」において、1年間のクロスオーバー比較試験の第一期間(6か月間)終了時点の中間報告として、同大学で研究を担当した和久那津実氏により発表された。
玄米には、認知機能の低下予防に有効といわれているγ(ガンマー)オリザノールやフェルラ酸が含まれており、これらは生活習慣病予防にも効果的であることが知られている。
しかし従来の玄米は、食味や消化性が良くないことや、炊飯に手間がかかることから、ほとんど食べられていない。特に咀嚼や嚥下能力が低下した高齢者にとって、玄米は食べにくく、継続摂取は難しいという課題があった。
同研究では、玄米表面を覆っているロウ層のみを均等に除去することで、玄米の栄養価をほぼ残しながら、白米のように炊きやすく食べやすくした「金芽ロウカット玄米」を「脱ロウ玄米」と称して使用した。
特別擁護老人ホームの入居者31名を2群に分け、各群が精白米、脱ロウ玄米をそれぞれ6か月(1日3食)摂取するクロスオーバー比較試験とし、認知機能評価は、長谷川式簡易知能スケールを用いて検証した。
結果、脱ロウ玄米は咀嚼・嚥下能力が低下した高齢者においても、継続摂取が可能であり、脱ロウ玄米の継続摂取は、低認知機能と評価された高齢者の、認知機能低下予防に有効であることが示された。(図1参照)

(関連記事)
・療養食に「金芽米・金芽ロウカット玄米」(17.07.04)
・「金芽ロウカット玄米」健康食品認定取得(17.06.21)
・JAしまね 金芽米で健康増進へ 東洋ライスと業務提携(17.04.20)
・食から始める知的健康生活で講演会 「金芽米ナイスエイジングキャラバンinTOKYO」(17.03.28)
・JA全農長野と東洋ライス「金芽米」などの輸出で連携強化 東洋ライス(16.09.01)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 島根県2025年12月8日 -
【注意報】トマトの黄化葉巻病とタバココナジラミ 県下全域で多発 宮崎県2025年12月8日 -
スーパーの米価 2週連続の上昇 5kg4335円2025年12月8日 -
【人事異動】JA全農(2026年4月1日付)2025年12月8日 -
カーリング日本代表チームを「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年12月8日 -
「JAファーマーズ津」5日にリニューアルオープン JA全農Aコープ2025年12月8日 -
JA秋田おばこと協業合意 管内で農業関連商品取り扱いへ コメリ2025年12月8日 -
JAグループによる起業家育成プログラム BLOOMコースの最終発表会開催 あぐラボ2025年12月8日 -
自社栽培の大阪いちご「はるかすまいる」 販売開始 近鉄百貨店2025年12月8日 -
プロ厳選の多彩な旬果「旬の味覚フルーツセット」新発売 アオキフルーツオンライン2025年12月8日 -
ALLYNAV AGと関東拠点を共同運営 農業DX支援を強化 マゼックス2025年12月8日 -
「常陸秋そばフェスティバル」スタンプラリー&謎解きイベント開催中 茨城県常陸太田市2025年12月8日 -
特別支援学校生徒による農産物・工芸品の販売会 熊谷の物流センターで開催 パルライン2025年12月8日 -
冬休み中の牛乳消費拡大を応援「冬のおいしいミルクコーヒー」全国のファミマで発売2025年12月8日 -
鳥インフル ベルギーからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月8日 -
太平洋戦争「開戦の日」を前に 平和の大切さ考える特別研修実施 コープ共済連2025年12月8日 -
施設園芸における電気設備 実証実験を開始 日東工業2025年12月8日 -
「第56回沼津農林まつり」14日に開催 静岡県沼津市2025年12月8日 -
「種子島生まれの安納やきいも」FOOD SHIFTセレクション2025で優秀賞 taneco2025年12月8日 -
「健康アクション宣言」で20万円「ほほえみ基金」贈呈式 パルシステム共済連2025年12月8日


































