3か年計画などを決定 Jミルク2015年3月6日
一般社団法人Jミルクは、平成27年3月5日、都内で臨時総会を開催、「第2期3か年(平成27?29年度)計画」、「平成27年度事業計画及び収支予算書」を決定した。
総会後の記者会見で、浅野茂太郎会長は、酪農乳業界の現在の重点課題として
○酪農生産基盤の回復強化、○適正かつ弾力的な需給運営による牛乳乳製品の安定供給、○牛乳乳製品の価値の向上活動による底堅い需要基盤の構築、の3点を挙げ「Jミルクとしては、共同の場として、酪農乳業にしっかり貢献できる事業を実施していきたい」と述べた。
第2期3か年(平成27?29年度)計画では事業環境として、生乳需給が構造的逼迫にあり、牛乳乳製品の供給が不安定かつ改善見通しが立たないこと、国内食品市場が人口減少により縮小する構造にあり、牛乳乳製品市場も含め、食品間の競争が激化していることなどを挙げ、こうした状況を踏まえ、取り組む重点項目として次ぎの3点を挙げた。
1.国産生乳の安定供給体制を構築し、ミルク・サプライチェーンの安定を図る。
2.牛乳乳製品の価値を総合的に高め、国民の酪農乳業への共感と信頼の気持ちを高める。
3.関係団体と連携し機能分担しながら相乗効果と効率化を図り、事業財源の効果的活用と事業成果の最大化を目指す。
平成27年度「牛乳の日・牛乳月間」(6月1日は牛乳の日、6月は牛乳月間)に向けた取り組みについては、○小売価格値上げへの影響を緩和する取り組み、○牛乳を活用した食育の推進、○国際連合食糧農業機関(FAO)が世界各国で推進する「World Milk Day」との連携、を重点事項とした。
また同日の臨時総会において、理事の補欠選任を行い、新理事に田島久吉氏(全国乳業協同組合連合会副会長)を選任した。
(関連記事)
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