世界最速の多機能プリンター「オルフィス」でメリハリあるDXを 業務負荷を半減 JA都城2023年6月23日
「世界に類のないものを創る」を開発ポリシーとしている理想科学工業(株)が提供する高速プリンター「オルフィス」は、世界最速のプリントスピードをはじめ幅広い機能を持ち、全国の企業・団体への導入が進んでいる。デジタル化が進む中にあっても組合員に直接手に取ってもらう紙資料づくりは欠かせず、大量の資料を迅速かつ効率的に印刷するプリンターは必須だ。最近、同機を導入した全国一の農業産出額を誇る宮崎県都城市のJA都城でも印刷業務に大きな変化がもたらされている。
印刷した冊子を手に取る職員(宮崎県都城市のJA都城で)
冊子づくりに要する時間3分の1に
都城市は宮崎県南西部に位置する南九州の中核的な都市。年間農業産出額は約900億円に上り、2019年から3年連続で市町村別全国1位を誇る。畜産王国といわれる宮崎県の中でも肉用牛や養豚の盛んな地域だ。正組合員数は約6600人、職員数は約450人で、16の支所・支店を持つ。
同JAは今年5月に本所を移転したばかり。真新しい本所2階の印刷室に「オルフィスGL9730」が設置され、次々と持ち込まれる資料が手際よく処理されている。
月間の印刷枚数が約15万枚に達する同JAに「オルフィス」が導入されたのは昨年12月。最高165枚/分の世界最速のプリントスピードは早速性能を発揮した。JAグループ宮崎がまとめた「県域JA構想」の冊子を正組合員全員に配布する時期と重なり、その実力を試すことになったのだ。約40ページ×7000部の冊子づくりは、1カ月は要するとみられたが、予想に反し10日間ほどで仕上がったという。「うれしい誤算でした。この機器があったからこそできたと思います」と同JA総務課の寺坂さんは振り返る。
以来、高速で印刷から丁合、紙折り、ホチキス止めまで自動化できる「オルフィス」による作業時間の短縮を職員は日常的に体感している。全国有数の畜産地帯の同JA管内では子牛のせり市が毎月3日間開かれ、子牛情報などを載せた3色刷りの「セリ市ブック」(約30ページ)が毎月340部作成される。以前は印刷に丸1日かかっていたが、わずか2時間で処理できるようになった。
カラー印刷のコストは10分の1以下に
実はこうした性能に加えて導入の決め手となったのが、カラー印刷コストだった。1枚10円だったコストが、インクを効率的に使う独自技術で10分の1以下に節減された。これを機にモノクロで発行していた各支所・支店だよりにはカラー写真が盛んに掲載されることになった。
一方で全国的にペーパーレス化が進む中、同JAは理事会の紙での資料配布を廃止した。こうした状況について寺坂さんは「これからは電子化で済ますことのできる資料は印刷量が少なくなると思いますが、そうは言っても組合員さんがよく見るチラシや案内文書など、紙でのニーズがあるものはカラー印刷が安価になったので積極的に活用したいと思います。また、手折りだとずれることもありますが、『オルフィス』だとZ折りからホチキス止め、製本まで自動でできるので大変助けられています」と語る。
使用者の立場に立って機器選定
多機能にもかかわらず操作が扱いやすいのも特徴だ。部署ごとに開いた講習会では、職員ののみ込みが早かったという。「紙折りもできるんですねと驚きの声が上がっていました」。総務課が使用者の立場に寄り添って機器を選定。同機には増設給紙トレイを接続しているため用紙切れの心配も少ない。導入後、印刷業務の負担が半減した職員もおり、職員からは喜びの声が聞こえた。
「予想以上にいろいろなことができそうなので新たな活用を考えたいと思います」(寺坂さん)。業務の広がりを感じさせてくれる最新機器とともに、JA都城のメリハリのあるDXは着実に進みそうだ。
オフィス用カラープリンターにおいて世界最速のオルフィス(データ・サプライ調べ:2023年3月現在)。印刷条件については理想科学ホームページをご確認ください。
写真はオルフィスGL9730にオプションを接続したものです。
【オルフィスの問い合わせ先】
理想科学工業株式会社 お客様相談室 0120ー534ー881
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