TPA法案、米国下院で再採決に向け調整2015年6月16日
米国下院では先週可決できなかったTPA法案について再度の採決に向け調整が続いている。
下院本会議は、今回のTPA法案をTAA(貿易調整支援法案)とTPA(貿易促進権限)を1つの法案と扱うことを決めて6月12日に採決にかけられた。結果は先に採決されたTAA案が反対多数でTPA案が賛成多数だった。ただ、両方とも可決しなければTPA法案が可決したことにならない。そのためTAA案について再度の採決に向けて動議が出されて調整中だという。
6月16日の会見でこうした経過を説明した林農相は「交渉参加各国は米国のTPAがTPP交渉の妥結に不可欠であるとの認識を持っている。われわれとしても早期成立を期待している」と述べたが、再度の採決に向けた見通しは不明だという。
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