O157食中毒20名が発症2018年6月19日
・農水省・厚労省が葉物野菜の衛生管理徹底求める
厚生労働省は6月15日に葉物野菜サンチュを食べたことでO157:H7(腸管出血性大腸菌)による食中毒・感染症が発生した疑いがあると発表。これを受けて農水省は消費者へより安全な野菜を供給するため、改めて「栽培から出荷までの野菜の衛生管理指針」にもとづく野菜の衛生管理徹底を進めることにした。
農水省は全国の葉物野菜(特に生食用もの)の生産者に対し、指針にもとづく栽培に使用する水、農機具・収穫容器の管理、収穫物の適切な温度管理などの徹底を求め、都道府県からその結果の報告を求めることにした。
厚労省によると、5月25日以降、埼玉県、東京都、茨城県および福島県で報告されたO157:H7のうち、6件の遺伝子型が同一であった(現在、残り3件については検査中)。この6件に共通した食材であるサンチュが、千葉県旭市の生産業者から出荷されていることまでは特定できたものの、現時点で詳しい発生原因は分かっていない。引き続き、関係地方自治体や国立感染症研究所と連携を図りながら、発生原因の究明を図っていく。
なお、サンチュを出荷した生産業者は6月12日から出荷を自粛、15日からは同省の要請により、自主回収を行っている。また今回事例で発症した患者数は20名で、高齢者施設や飲食店などでサンチュを食べていたが、いずれも快方に向かっているという。
(関連記事)
・カビ毒と食中毒菌のリスク管理技術で再公募(18.06.12)
・TPP11はTPP12より悪い(18.05.31)
・「ジャガイモ食中毒予防へ」 リーフレットを公開 農水省(18.01.30)
・飲食店食べ残し対策で注意事項-農水省(17.05.17)
・将来の事業基盤構築に向け取組強化 貿易保険、農薬散布用ドローン保険を開発 JA共済連29年度事業計画(17.03.23)
・担い手や法人向けの新たな保障・サービスを開始 JA共済連・共栄火災(16.01.26)
重要な記事
最新の記事
-
コシヒカリ(上)概算金、2.1万円を最低保証 「安心して生産できるため」 JAしまね2025年5月12日
-
概算金の最低保証2.2万円 米農家からの聴き取り参考に JA越前たけふ2025年5月12日
-
37年ぶりの国主催の国際園芸博 国民全員が「農」を考える契機に(1) 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年5月12日
-
群馬県で豚熱 国内99例目2025年5月12日
-
大豆の収穫量 25万2400t 前年比3%減2025年5月12日
-
「所得補償で農業守れ」 経済・財政分析から提言 農協愛友会で三橋貴明さん講演2025年5月12日
-
食品産業の農業参入割合 17% 除々に増加2025年5月12日
-
三重県肥料農薬委員会開く JA全農みえ2025年5月12日
-
千葉の農業者向け「高温対策オンラインセミナー」5月14日に開催 JA全農ちば2025年5月12日
-
「3-R体験会」第2弾の「田植え」 5月10日に広島県内の親子15組53人招き開催 JA全農ひろしま2025年5月12日
-
最新の農機・営農情報を紹介 7月5、6日に「ダイナミックフェア2025」開催 JA全農いばらき2025年5月12日
-
【JA人事】JA鳥取西部(鳥取県)中西広則組合長を再任(4月28日)2025年5月12日
-
相模原市と包括連携協定を締結 JA相模原市2025年5月12日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」着物姿で「蓬莱橋」観光 静岡茶も飲み比べ JAタウン2025年5月12日
-
好調の「あずきバー」販売4億本に向けアイス工場を新設 井村屋2025年5月12日
-
「雹で傷ついた梅を活かし、日本の梅文化を継承」梅ボーイズがクラファン開始2025年5月12日
-
「大戸屋やさいクレヨン」食育プログラム 横浜市内の6店舗で展開 mizuiro2025年5月12日
-
「あまやさい地産地消推進店」増加へ事業拡大 兵庫県尼崎市2025年5月12日
-
「JRE MALLふるさと納税」GAP認証農産物特集ページ新設 日本GAP協会2025年5月12日
-
「FOOMA JAPAN 2025」で光選別機や業務用加圧式IH炊飯機などを展示 サタケ2025年5月12日