新規就農者確保で有機面積を拡大 島根県 みどり戦略基本計画2023年3月14日
島根県はみどり戦略の基本計画となる「島根県環境に優しい農林漁業創造計画」を3月1日に公表した。新規就農者の確保などで有機農業の面積拡大を図る。
計画は県と県内全19市町村で作成した。
計画のおもな目標として有機JASの面積シェア1.0%以上の実現を掲げた。2019年時点で0.4%、155haを2024年に1%、370haに拡大する。
県では2020年から有機JAS認証の取得を推進しており、認証手数料や講習会受講料など経費の支援や、認証アドバイザーを設置し、認証取得のための指導・助言体制の強化などを進めている。
過去5年平均で年に3.6人の新規就農者が有機農業に取り組んでおり、2024年までに30人以上の有機農業での新規就農者を確保することもめざす。
支援策として、優良農地の確保、有機栽培技術の早期習得、県内中核産地との一元販売、住居支援などをまとめた有機農業版「包括的就農パッケージ」も作成する。
販路の確保と消費拡大も図る。首都圏で島根県産有機農産物を積極的に取り扱う小売業者と結びつきを強化するほか、混載便や事業者連携など物流改善にも取り組む。県内では学校給食でも利用促進を進める。
化学肥料、化学農薬の使用低減については水稲から飼料用とうもろこしまで116品目それぞれに化学肥料や農薬の低減技術とともに、使用の目安を示している。水稲ではたい肥投入を10a当たり2t以下、化学肥料による窒素成分量を同5.6㎏以下、化学農薬の有効成分使用回数を14回以下などと示している。
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