【決算】売上高は349億4800万円 減収増益決算発表 日本農薬2015年5月22日
日本農薬(株)は5月14日、平成27年9月期第2四半期の連結決算を発表した。厳しい農業情勢を反映し、売上高は前年同期比0.3%減の349億4800万円となったものの、利益面では2桁増の決算となった。
同社グループは、自社開発品目の普及拡大や海外事業の拡大に注力してきた。当第2四半期連結累計期間の売上高は349億4800万円(前年同期比1億1300万円減、同0.3%減)となった。
利益面では、ノウハウ技術料収入の増加もあり、営業利益は99億5600万円(同15億6300万円増、同18.6%増)、経常利益は94億3800万円(同10億8900万円増、同13.0%増)、四半期純利益は64億200万円(同7億6700万円増、同13.6%増)となった。
国内農薬販売では、自社開発品目の新規殺ダニ剤「ダニコング」、「ダブルフェース」を始め、新製品5剤の販売を開始しポートフォリオの充実を図った。また園芸用殺虫剤「フェニックス」、水稲用殺菌剤「ブイゲット」等自社開発品目の拡販に努めた。
農薬原体販売では、園芸用殺虫剤「コルト」の販売が好調に推移したものの、消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動などから、国内売上高は前年同期を下回った。
海外農薬販売では、アジアの天候不順に起因する流通在庫の消化が進展した韓国、中国で、「フェニックス」の販売が好調だった。また米州では殺ダニ剤「ダニトロン」、園芸用殺虫剤「アプロード」などの売上が伸長した。しかしフェニックス原体の販売減などから、為替は円安基調で推移したものの、売上高は前年同期を下回った。
これらの結果、農薬事業の売上高は321億1700万円(前年同期比4億5400万円減、同1.4%減)、営業利益は93億4900万円(同15億8800万円増、同20.5%増)となった。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日
-
深作農園「日本でいちばん大切にしたい会社」で「審査委員会特別賞」受賞2025年9月18日
-
果実のフードロス削減と農家支援「キリン 氷結mottainai キウイのたまご」セブン‐イレブン限定で新発売2025年9月18日
-
グローバル・インフラ・マネジメントからシリーズB資金調達 AGRIST2025年9月18日
-
利用者が講師に オンラインで「手前みそお披露目会」開催 パルシステム東京2025年9月18日