住友化学グループとT2 化学品の自動運転トラックによる幹線輸送を実証2025年5月12日
住友化学、住化ロジスティクス(SLC)と株式会社T2の3社は、自動運転トラックによる幹線輸送の実証を関東から関西までの高速道路一部区間で7月から実施。カーボンニュートラル燃料を用いた環境配慮型輸送に挑戦する。
ドライバー不足が問題化する中、今回の実証では、住友化学グループが生産する複数の化学品を対象に、T2が開発したレベル2自動運転トラックを用いて関東から関西までの高速道路一部区間を幹線輸送。安全な輸送や環境への配慮が特に求められる化学業界で、サステナブルな物流オペレーションが構築できるかを検証する。
さらに、同実証では、CO2排出量の削減を目的に、カーボンニュートラルに資する燃料を使用。2026年度から企業ごとのCO2排出量に枠を設け、企業間で過不足を取引する「排出量取引制度」が本格化するにあたり、自動運転の分野でも、こうした社会の動きにどれだけ対応できるかを確認する。
3社は、実証の結果を踏まえ、T2が2027年から始めるレベル4自動運転トラックの実現に向けて連携を深める。また、カーボンニュートラル燃料のうち、廃食油を主な原料とし、次世代の軽油代替燃料として期待される「リニューアブルディーゼル」を使った輸送も目指す。
◎実証概要
時期:2025年7月から
場所:関東から関西までの高速道路上の一部区間(約500km)にて実施
<行程>住友化学千葉事業所(千葉県袖ケ浦市)→大阪地区 中継拠点
<役割>
住友化学:積載貨物の提供
SLC:化学品等の輸送オペレーションの提供
T2:全体マネジメント、実験用車両の提供
積載:化学品等
検証内容:すべての実証はドライバーが乗車し、レベル2相当で実施
・貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイム検証
・想定したオペレーションパターンの有効性検証
・カーボンニュートラル燃料を用いた輸送の有効性検証
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