植物性代替肉の市場規模 2027年に123億2000万ドルと予測2022年2月22日
グローバルインフォメーションは2月17日、市場調査レポート「植物性代替肉の世界市場:原料別、タイプ別、製品別、地域別見通し、産業分析レポートおよび予測(2021年~2027年)」(KBV Research)の販売を開始した。
同レポートによると、植物性代替肉の市場規模は、2027年には123億2000万ドルと予測されている。
植物性代替肉は乳製品のような非動物性製品から作られた肉の一種で、肉の代替品。肉または肉ベースの製品を摂取したくない人々のために、本来の肉の選択肢と同様の種類の栄養を提供する。植物性代替肉のかなりの部分は、大豆やグルテンベースの製品から作られている。
植物性代替肉は、熱可塑性押出成形と繊維紡糸という2つの簡単な方法によって加工されている。熱可塑性押出成形は、植物性代替肉を加工するためにメーカーが採用する最も一般的な方法で、大規模生産に対応できる費用対効果の高い方法。繊維紡績法は、低コストで植物性代替肉を作るという考えとは相反する製造コストがかかる。
鶏肉、牛肉、豚肉、魚介類など幅広い種類の植物性代替肉が入手可能なことが、世界中の消費者の間でこれらの製品が高い人気を博している要因となっている。さらに植物性代替肉市場では、製品のイノベーションとマーチャンダイジング戦略が増加しており、市場の成長に拍車をかけると予想される。
糖尿病や肥満など、多くの疾患の症例が増加していることから、低カロリー・高タンパク質の食品に対する需要が急増し、予測期間中に植物性代替肉の成長を加速させるとみられる。
植物性代替肉の健康効果に関する認知度の向上
植物性製品のトレンドの高まりは、果物、豆類、野菜、ナッツ、種子をより多く摂取する動機付けとなっている。さらに、植物由来の製品には健康上のメリットがあるため、より多くの消費者が植物由来の製品に関心を寄せている。
動物性食品を大量に摂取すると、心臓病、2型糖尿病、肥満、癌など食生活に関連する病気になることが、いくつかの研究で示唆されているが、植物性食品の摂取はそのような病気を引き起こすことは少なく、人々にとってより健康的で人気のある選択肢となっている。
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日