青森県でサツマイモ産地化に挑戦 三戸町と連携協定 CREATE AGRI2025年5月9日
農業関連事業を展開する株式会社CREATE AGRIと青森県三戸町は4月10日、三戸町における農業経営の発展と地域活性化を目的とした連携協定を締結した。同協定により、両者はそれぞれの資源と技術を活かし、地域おこし協力隊への農業技術支援や新規作物の試験栽培、新たな加工品の開発、情報発信によるブランド力向上など、多岐にわたる取り組みを推進する。
2024年の実証実験で栽培したサツマイモ
三戸町では、近年の高齢化や気候変動の影響を受け、新たな作物への転換を検討してきた。また、青森県では、温暖化対策が進まない場合、21世紀末には平均気温が約4.7℃上昇すると予測されており、気温上昇により、サツマイモの栽培適地が北上していることが報告されている。
こうした環境変化を踏まえ、かつて葉タバコの産地だった三戸町は、サツマイモの栽培に適していると判断し、青森県初のサツマイモ産地化に向けた取り組みを本格的に開始する。
2025年には2ヘクタールでの栽培を始め、今後順次拡大を予定。また、寒冷地に適したサツマイモの苗生産にも取り組み、安定的に苗を確保できる体制を整える。葉タバコ用の空き倉庫を活用し、貯蔵環境の整備も進める。
また、サツマイモに加え、栽培適性が高く今後の需要拡大が見込まれる夏秋ケールや白ナスの栽培にも取り組み、新たな作物の可能性を模索。さらに、町内の特産品を活かした加工品の商品開発にも注力し、完成した商品はふるさと納税への出品など販路の拡大を図る。
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