田植え再開は地域を"つなぐ"希望の象徴 石川県内灘町「復興田植え」に選手・スタッフが参加 PFUブルーキャッツ石川かほく2025年5月9日
女子バレーボールチームの「PFUブルーキャッツ石川かほく」は5月8日、石川県内灘町宮坂で内灘町、JA石川かほく、内灘町米生産農家の協力により、令和6年能登半島地震からの「復興田植え」を選手・スタッフで実施した。
選手が復興田植えに参加
内灘町宮坂の田んぼは令和6年能登半島地震による甚大な被害を受け、液状化現象の影響で昨年度は田植えを実施できなかったが、基盤整備を行い今年度から再開できることになった。JA石川かほくがPFUブルーキャッツ石川に声をかけ、田植え復興の証として、プロスポーツチームが持つ発信力を活かし、内灘町の米を多くの方に知ってもらい、食べてもらう活動に協力した。
生産品種は石川県の早生品種の代表格「ゆめみずほ」。瑞穂(みづほ)の国の夢のあるブランドとして名づけられ、コシヒカリに匹敵する食味の良さが特徴。「ひとめぼれ」と「コシヒカリ」を受け継ぐ「越南154号」との交配品種で、加賀から能登まで石川県下全域で栽培されている。
PFUブルーキャッツ石川かほくの選手
「PFUブルーキャッツ石川かほく」は石川県かほく市をホームタウンとし、世界最高峰を目指す「大同生命SV.LEAGUE」で活動する女子バレーボールチーム。蓮池学代表は「被災された米生産農家の皆様の思いに触れることで、少しでも地域の復興に貢献したい、との思いで参画させていただきました。今後も能登半島地震復興支援活動をはじめとした多様な地域貢献活動に真摯に取り組んでまいります」とコメントした。
内灘町の生田勇人町長は「震災で周辺の田んぼは北部、南部を問わずに大変な被害にあいました。関係各位の尽力で早急に復旧していただき、今年、田んぼを作付けできることができました。この田んぼから収穫されたお米は、内灘町の小中学生の学校給食に提供されています」と感謝を述べた。
JA石川かほくの西川一郎組合長は「震災で100haの田んぼが去年1年間、全く作付けできない状況の中で、ようやくここまでたどり着いて感慨深いものがありますし、これが生産者の励みになってくれればと思います」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
プロの農業サービス事業者の育成を 農サ協が設立式典2025年10月21日
-
集落営農「くまけん」逝く 農協協会副会長・熊谷健一氏を偲んで2025年10月21日
-
【サステナ防除のすすめ】水稲除草剤 草種、生態を見極め防除を(1)2025年10月21日
-
【サステナ防除のすすめ】水稲除草剤 草種、生態を見極め防除を(2)2025年10月21日
-
随契米放出は「苦渋の決断」 新米収穫増 生産者に「ただ感謝」 小泉農相退任会見2025年10月21日
-
コメ先物市場で10枚を売りヘッジしたコメ生産者【熊野孝文・米マーケット情報】2025年10月21日
-
【JA組織基盤強化フォーラム】②よろず相談で頼れるJAを発信 JA秋田やまもと2025年10月21日
-
【中酪ナチュラルチーズコンテスト】出場過去最多、最優秀に滋賀・山田牧場2025年10月21日
-
11月29日はノウフクの日「もっともっとノウフク2025」全国で農福連携イベント開催 農水省2025年10月21日
-
東京と大阪で"多収米"セミナー&交流会「業務用米推進プロジェクト」 グレイン・エス・ピー2025年10月21日
-
福井のお米「いちほまれ」など約80商品 11月末まで送料負担なし JAタウン2025年10月21日
-
上品な香りの福島県産シャインマスカット 100箱限定で販売 JAタウン2025年10月21日
-
「土のあるところ」都市農業シンポジウム 府中市で開催 JAマインズ2025年10月21日
-
コンセプト農機、コンセプトフォイリングセイルボートが「Red Dot Design Award 2025」を受賞 ヤンマー2025年10月21日
-
地域と未来をさつまいもでつなぐフェス「imo mamo FES 2025」福岡で開催2025年10月21日
-
茨城大学、HYKと産学連携 干し芋残渣で「米粉のまどれーぬ」共同開発 クラダシ2025年10月21日
-
まるまるひがしにほん 福井県「まるごと!敦賀若狭フェア」開催 さいたま市2025年10月21日
-
北〜東日本は暖冬傾向 西日本は平年並の寒さ「秋冬の小売需要傾向」ウェザーニューズ2025年10月21日
-
平田牧場の豚肉に丹精国鶏を加え肉感アップ 冷凍餃子がリニューアル 生活クラブ2025年10月21日
-
誰もが「つながり」持てる地域へ 新潟市でひきこもり理解広める全国キャラバン実施2025年10月21日