「スマイルケア食」 新しい介護食品の愛称2014年11月12日
介護食品のあり方を検討してきた農林水産省は11月11日、新しい介護食品の愛称と選び方を決めた。
農林水産省は25年10月に「介護食品のあり方に関する検討会議」を設置、「新しい介護食品」について検討してきた。
検討の結果、「介護食品」と呼ばれてきた食品の範囲を低栄養予防につながる食品、日々の生活をより快適にするための食品としても捉えるなどの考え方を整理、高齢者のみならず障害のある子どもも含めて幅広く利用してもらえるよう公募で愛称も募集した。
愛称には1091件の応募があり、福岡県の外薗樹里さんの「スマイルケア食」が選定された。笑顔を意味するスマイルに、介護だけなく自助の意味もある「ケア」を加え、親しみやすく売り場でも使いやすいと選定された。 合わせて農水省は新しい介護食品を7ランクで選ぶ目安も公表した。「飲み込みに問題があるかどうか」、「噛むことに問題があるかどうか」の2つを指標に、弱い力で噛める食品、歯ぐきでつぶせる食品、舌でつぶせる食品の3カテゴリーで6分類に分ける。これに加えて、飲み込みことにも噛むことにも問題はないものの、食べる量が減ったり体重が減ったなど気になることがあれば専門職に相談して介護食品を選択する選択肢もあることを示し普及を図る。
(関連記事)
・ユニバーサルデザインフード130億円超に(2014.06.03)
・農業経営生き残るため 食のニーズに対応を(2014.01.22)
・医療・福祉との連携で新たな付加価値を(2013.10.17)
・介護食、2020年に1300億円市場に 富士経済(2013.07.22)
・「介護食品」の年間生産額、100億円突破(2013.07.19)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(161)-食料・農業・農村基本計画(3)-2025年9月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(78)【防除学習帖】第317回2025年9月27日
-
農薬の正しい使い方(51)【今さら聞けない営農情報】第317回2025年9月27日
-
【特殊報】タケ類にシナチクノメイガ 府内で初めて確認 大阪府2025年9月26日
-
【特殊報】タケ類にキモンホソバノメイガ 府内で初めて確認 大阪府2025年9月26日
-
乾田直は栽培に対応したサービス・技術開発を加速 環境対策やデジタル領域で BASFジャパン2025年9月26日
-
石破総理「世界のおにぎり屋を10倍に」日本産食材をニューヨークでアピール 農水省2025年9月26日
-
【全中教育部・オンラインJAアカデミー】高齢者支援から広がる地域課題の解決ビジネス ヤマト運輸「ネコサポ」に学ぶ2025年9月26日
-
(454)名前と番号【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月26日
-
「岡山県産マスカット・オブ・アレキサンドリア」原料のフレグランス FERNANDA JAPANが販売開始 小川香料、JA全農おかやま、農林中金岡山支店2025年9月26日
-
不二家と共同開発 山梨県産すもも使用「ニッポンエールパレッティエ」新発売 JA全農2025年9月26日
-
岩手県産純情りんご「紅いわてフェア」26日から開催 JA全農2025年9月26日
-
「WTTスマッシュ中国」開幕 卓球日本代表選手を「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年9月26日
-
「JA共済マルシェ」を開催 全国の農産物・加工品を販売 防災特設ブースも設置 JA共済連2025年9月26日
-
茨城県水戸市、静岡県浜松市における蓄電所事業へ参画 JA三井リース2025年9月26日
-
吉野梨「新高」台湾へ JAやつしろ2025年9月26日
-
企業型確定拠出年金の全国普及へ 岡三証券グループと合弁会社設立 農林中金2025年9月26日
-
協同組合の存在価値を考える 日本協同組合学会の杉本貴志会長が講演 日本共済協会2025年9月26日
-
農業の従業員給与「上昇」6割超 稲作、酪農で増加 日本公庫調査2025年9月26日
-
アジアイネとアフリカイネの雑種障壁を克服 稔性雑種の育成手法を確立 国際農研2025年9月26日