「割高でも国産」が3半期連続増加2014年3月20日
食の健康志向過去最高
日本政策金融公庫はこのほど、ことし1月に実施した平成25年度下半期消費者動向調査の結果をまとめた。それによると、消費者の「健康志向」がミドル層を中心に高まり、過去最高となった。また値段が「割高でも国産品を選ぶ」消費者が、3半期連続で増えた。
消費者の食の志向で、「健康志向」は46.5%と、25年7月の前回調査(44.3%)から2.2ポイント上昇し、20年1月の調査開始以来最高となった。このほか、「簡便化志向」も26.5%で、前回(25.4%)から1.1ポイント上昇した。
一方、食費を節約する「経済性志向」は、前回(33.4%)から1.2ポイント低下し、32.2%となり、3半期連続の低下した。「手づくり志向」も低下した。
年代別では、「健康志向」「手づくり志向」「国産志向」は、年代が上がるにつれて割合が高くなっている。対照的なのが「経済性志向」「簡便化志向」で、若い層ほどこの志向割合が高い。
年代別推移では、今回最高となった「健康志向」は、30代と40代でそれぞれ5.6ポイント、6.0ポイント上昇し、特にミドル層での高まりが目立つ。
一方、輸入品との関連で、国産の価格許容度を聞いたところ、「割高でも国産品を選ぶ」という回答が61.7%と3半期連続で上昇し、調査開始の20年5月の64.7%に次ぐ、過去2番目の高さだった。この傾向は全品目でみられたが、なかでも「3割高を超える価格でも国産品と選ぶ」との回答が、米、野菜、きのこ、果物、牛肉、魚介類で過去最高となり、消費者の価格許容度が高まっていることが分かった。
なお調査は、インターネットによるアンケート調査で、全国の20?70歳代の男女2000人が対象。
(関連記事)
・農業の景況DI低下 日本政策金融公庫(2014.03.17)
・アグリフードEXPO大阪 商談件数が過去最多(2014.02.25)
・農業用ダム使った小水力発電事業に融資 公庫(2013.11.08)
・北群馬信金と提携 日本政策金融公庫(2013.10.29)
・「割高でも国産」増える 25年上半期消費者動向(2013.09.10)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】シキミ、カンキツにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 宮崎県2025年11月6日 -
【注意報】野菜類・花き類にチョウ目害虫 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年11月6日 -
米の生産費高止まり 60kg1万5814円 24年産米2025年11月6日 -
栗ご飯・栗タマバチ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第363回2025年11月6日 -
輸出の人気切り花スイートピー生産の危機【花づくりの現場から 宇田明】第72回2025年11月6日 -
熊本県の大雨被害に災害見舞金を贈呈 JA全国共済会2025年11月6日 -
千葉県から掘りたてを直送「レトルトゆで落花生 おおまさり」販売開始 JAタウン2025年11月6日 -
「たすけあい story エピソード投稿キャンペーン」 公式X・Instagramで募集開始 抽選で特選ギフト JA共済連2025年11月6日 -
東京育ち 幻の黒毛和牛「東京ビーフ」販売開始 JAタウン2025年11月6日 -
GREEN×EXPO2027まで500日 横浜市18区で一斉の取り組みで機運醸成2025年11月6日 -
オンライン農業機械展示会「オンラインEXPO 2025 WINTER」を公開中 ヤンマー2025年11月6日 -
第6回全社技能コンクールを開催 若手社員の技術向上を目的に 井関農機2025年11月6日 -
兵庫県 尼崎市農業祭・尼崎市そ菜品評会「あまやさいグランプリ」9日に開催2025年11月6日 -
静岡・三島でクラフトビール×箱根西麓三島野菜の祭「三島麦空」開催2025年11月6日 -
森林・林業業界の持続的価値創出へ「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」実施 森未来2025年11月6日 -
ホクトのエリンギ プリプリ食感になって26年振りにリニューアル2025年11月6日 -
豆乳生産量 2025年度7-9月期 前年同期109% 日本豆乳協会2025年11月6日 -
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月6日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月6日 -
収穫体験やお米抽選会「いちはら大収穫祭2025」開催 千葉県市原市2025年11月6日


































