野菜嫌いの子供が最も多い県は? カゴメが全国意識調査実施2019年1月31日
カゴメ(株)は、1月31日「愛菜の日」に合せ、3~12歳までの子どもを持つ母親4382人に全国意識調査を行った。
厚労省が発表した平成29年「国民健康・栄養調査」では、成人1日の野菜摂取量の平均は288.2gで、目標の350gを下回り野菜不足は深刻な問題だという。同社は「トマトの会社から、野菜の会社に。」というビジョンを掲げ、野菜摂取の重要性について情報発信しているが、今回も興味深い調査結果を発表した。
(上の図表をクリックすると大きな図表が表示されます。)
「子供が野菜を好きかどうか」という問いに対し、子ども自身が「嫌い」、と答えた割合が高かったのは1位が神奈川県(37.4%)、2位が富山県(37.1%)、3位が鹿児島県(35.5%)だった。神奈川県は、嫌いな野菜の品目数も平均6.8個と1位になるなど、ほかの県に比べて野菜嫌いの子どもが多い結果となった。
一方、「野菜が好き」と答えた子どもが多かったのは、1位が山形県(67.2%)、2位が福島県(60.9%)、3位が山梨県(60.8%)となった。山形県は「朝食で野菜を採らない」と答えた人も最も少なく(29.0%)、「家庭菜園をする、野菜やハーブを育てたことがある」、「保育園や学校で野菜を育てたことがある」という経験をしたことが神奈川県の割合を上回るなどという結果が出た。
この結果から、料理研究家・栄養士の浜田陽子氏は「子どもの野菜嫌いは主に2つの原因があり、ひとつは"味"や"食感"、"香り"などが原因でシンプルに野菜を美味しいと感じないこと。もうひとつは環境が原因でなんとなく野菜が嫌いだと思い込んでしまっていること。まずは野菜の味に慣れさせ、少量でも野菜を食べることができた!という自信をつけさせることが大事」だとアドバイスしている。
カゴメは今後も"ニッポンの野菜不足ゼロ"を目指し、様々な取り組みを行っていく。
(関連記事)
・なにわの伝統野菜「難波葱」を販売 JA大阪南など(19.01.18)
・2019年1月の野菜 安値水準の見込み(18.12.28)
・平成最後の野菜総括 タキイ種苗(18.12.14)
重要な記事
最新の記事
-
【解題】基本法改正は食料安保をめぐる現場での課題にどう応えようとしているのか 谷口信和東大名誉教授2024年4月23日
-
第18回全農学生「酪農の夢」コンクール「学校賞」新設 作品募集中2024年4月23日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 大分で開催 JA全農2024年4月23日
-
運営9年目・稼働率約9割 地域に喜ばれる貸出農園事業を展開 JAマインズ2024年4月23日
-
量販店等に終売通告を行う白米卸も【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月23日
-
【JA人事】JAむかわ(北海道)長門宏市組合長を再任(4月10日)2024年4月23日
-
【JA人事】JAとうや湖(北海道)高井一英組合長を再任(4月12日)2024年4月23日
-
農繁期の人材確保へ「いわて農業未来プロジェクト」支援開始 タイミー2024年4月23日
-
栃木県那須塩原市 道の駅「明治の森・黒磯」リニューアルオープン2024年4月23日
-
いちご生産量日本一 栃木県真岡市のPR動画「もおかのいちご物語」公開2024年4月23日
-
「夏のさつまいも博2024」さいたまスーパーアリーナで7月4日から開催2024年4月23日
-
知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞 ブランド戦略とユニークな登録商標の活用が評価 サタケ2024年4月23日
-
令和5年冷凍食品の生産・消費調査 出荷額は7799億円で過去最高 日本冷凍食品協会2024年4月23日
-
農業を志す学生450人が来場「食品・農業就活サミット」開催 シンクロ・フード2024年4月23日
-
全国道の駅公式オンラインショッピングサイト「道の駅マルシェ」オープン2024年4月23日
-
千葉県市原市「第42回 市原市園芸まつり」開催2024年4月23日
-
食や農業の未来に「あったらいいな」を募集「未来エッセイ2101」AFJ2024年4月23日
-
その場で当たりが分かる「甘果にんじん」春キャンペーン開催 ファーマインド2024年4月23日
-
シードル生産者が大阪に集結「Osaka Cider Festival大阪林檎酒祭り」開催2024年4月23日
-
サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日